ずーーーっと行きたいと思っていて 行き損ねていた美術館にやっと行くことができました


平櫛田中美術館です


明治大正昭和と木彫芸術家界を牽引した人です

私の大好きな高村光太郎の父光雲に師事しました

光太郎は父の思いとは離れてブロンズの道に進みますが 田中は光雲の思いを受け継いでいきます


美術館は小平市の玉川上水の流れに沿ったところにありました



ポストを見てなんかほっとした私です



晩年田中が住んでいた家が美術館になっています

台東区谷中からこちらに引っ越してきたそうです


お庭以外は拝見できませんでしたが YouTubeで検索すると 内部の公開動画を見ることができます

田中お孫さんが館長になっているそうです


「幼児狛張子」

今回の特別展のパンフレットに載った子です

リアルさが半端ない

目がくり抜いてあるのに 球体があるように感じられます



国宝「鏡獅子」は等身大の作品です

国立劇場所蔵だったと思います

これを制作するにあたり 田中はたくさんの試作を造りました

そのいくつかを見ることができました




そのほかにも 中国の古事や仏教の説話に基づいた作品や 多くの肖像彫刻がありました

晩年の「頼朝像」は写実(顔の表情)と抽象(衣の簡略化)の調和が素敵でした



これは何?


田中が彫刻のために購入した原木だそうです

今も購入当時のままお庭に在りました


秋の良い散歩になりました