過去2年間半のうち息子coo介は一年分くらい入院生活 それも無菌室生活を送ってきた
再発治療の臍帯血移植後からはおかげさまで一年通院治療で過ごせてきたから 初発と再発の2度の移植治療期間一年半のうち一年の月日を無菌室にいたことになる
息子は孤独を好む人でそのことを理解していただきできうる限り個室に居させてもらえたのはありがたかった
(息子の退院後 病院が建て直されて無菌フロアができて個室は有料になってるかもしれない)
前置きか長くなったが そんな長い無菌室生活でも彼の荷物はいたってシンプルだった 
本当に最低限のものしかなかった、、パソコン、タブレット、スマホが机の上にあるだけで 洋服や着替えは引き出しに入れ おやつは冷蔵庫に入れる
本当にそれだけだったので 入退院の時もトランクケース一つで十分だった
唯一温かみのあるものといえば キツネのぬいぐるみだった
最初の入院の時に自分でAmazonサマからポチったようで 2度目の入院の時もお供したcoo介にとっては戦友みたいなキツネくんなのかもしれない

さてさて 移植した後の無菌室に入れるものはみんな 看護婦さんが消毒していたし 私たちは入れなかった
今思うと本当に過酷な日々だったろうなと思う

そして 20年前同じ病院の同じ病棟に入っていた義理の姉の闘病もこの時期になると 私は思い出す
悪性リンパ腫で今のようにより良いケモ治療もなかったし予防観念もなかったし 無菌状態を作ることがまだまだうまくいっていなかった
義姉は寂しがりやで大部屋にいた
治療が始まると義姉のベットはビニールで覆われてその中だけに空気清浄機が回るような状態だった
看護婦さんたちも防御することなく普通にそのビニール内に入っていた
そして私は姉の要望に応じて いつも花を絶やさないようにしていた
なぜかこの季節に2度姉は入院して 私は庭の紫陽花とゆりの花を切って持っていっていた
今思うと考えられない行為だ(^^;;  昔はお見舞いといえば花だったが 今は無菌室でなくとも花は病室にはかざらない
雑菌を運ぶとしてきりばなは病院では嫌われてものになってしまったね




全ての血液内科の患者さんが少しでもより良い明日を迎えられますように、、、