イチジクを健康に育てるための具体的なポイントを紹介する。

これを実践すれば、元気なイチジクが育てられるはずだ。

 

私の3年目のイチジク 品種:バナーネ

 

1. 定期的な監視を怠らない

まず、定期的な監視が最も重要だ。

 

葉や茎や果実に異常がないか、出来るだけ毎日チェックすることを習慣化しよう。

早期発見が、カミキリムシ害や獣害や病気や対策のカギだ。速やかに対処する。

 

2. 適切な剪定で風通しを良くする

イチジクの木は、適切な剪定が必要だ。

 

春になると新芽があちらこちらから発生する。

そのままほっておくと枝間隔が狭くなり、日当たりと風通しが悪くなって枝のチェックがしづらくなる。良いことは無い。

 

私は一文字仕立てで20cmおきに枝を作ることにした。春は定期的に新芽掻きやひこばえの処理を行い、健康で意図通りの位置の枝だけを残すようにしよう。

 

3. 土壌の管理を徹底する

健康なイチジクを育てるためには、土壌の管理が欠かせない。

 

樹上の異変は土壌の状態が相関していると考えよう。

 

調子が悪かったり、病気になったからといって安易に農薬や肥料に頼るのではなく、まず土壌の微生物が豊かになり土壌に力をつけることを考えよう。

 

 

 
 
 
 
 

 

 

4. 見通しの良い環境を保つ

周囲の雑草が蔓延りすぎると発見出来るような問題点も見逃してしまう。

具体的にはカミキリムシの屑や太く成長してしまったひこばえや獣の通路等。

 

5. 獣害とカミキリムシ害へのアプローチ

カミキリムシの産卵跡は早期に発見してカッターで削って卵を排除する。

 

産卵後一週間で卵から幼虫になるので、対処が遅れた場合は針金やワイヤーまたはカミキリムシ用の樹への差し込み式スプレーで対処する。

 

鹿が出る場所では、鹿は新芽を食べるので春先に齧られないように囲う等する。

緑の濃い繊維の強くなった葉は食べない。

 

結論

日々の観察と適切な管理が肝心だ。

 

これらのポイントを押さえて、健康で美味しいイチジクを育てよう。実践すれば、あなたのイチジク栽培は成功間違いなしだ(と思う)。