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ポンタのボノボノ☆ジョルナーレ

食べて飲んで泣いて笑って。
誘惑に抗わない方針で生きている大阪オンナの日常と非日常をゆるゆると・・・

ベン・アフレックは、世界で一番カオが嫌いな俳優マット・デイモンの親友というイメージが強くて

あと、ジェニロペとのバカップルぶりも脳裏に焼き付いているので、敢えて視界に入らないように注意深くスルーしてきていたんですが、前作の・・・タイトルは忘れましたが銀行強盗の話を友達がめちゃ薦めていたタイミングで、この映画が公開されたので、恐る恐る行ってみました。


アルゴ


実話ベースなんですねー。

何とか生まれてはいたのですが(・・?

さすがに国際情勢を記憶しているお年頃ではありませんでした(笑)

そういうビミョーな世代なもんで、同年代ちょっと上の方なんかとこの映画の事を話してると「いやー、そういえばあったなー。とか思い出しちゃって・・・」と、”ご存じ”的に話が進んでいくので

「いやいやいや・・・私は、まったく記憶のない時代の話なので、ネタバレやめてー(>_<)。」

と両耳をふさぎながら映画館に駆け込んだ感じなんですけど。


確かにたとえ結末を知っていて、ご存じ的に鑑賞してもハラハラドキドキ手に汗握れるだろうってくらい、すごい面白い映画でした!

というかね。話云々もさることながら、もう、ベン・アフレックの男臭いフェロモンにフラ~ッとなってしまいましたわ(^_^;)

あー、どうしてこんな色気あふれる男子を10年もスルーしつづけていたのかしら?

バカバカワタシッ(ー_ー)!!

と完全にベン・アフレックを見る眼差しはギラギラしていたんですが、それもやっぱり素晴らしい脚本と演出の賜物だと思うんですよね♪

特殊効果を使っているわけでもなく、目の前の物語は、事実は小説よりも・・・な内容だけど基本的には実話。

でも、話の流れにちゃんとついていけるんですよね。

例えば、冒頭のイランの暴動。

わーやっぱりイスラムこわーい。異教徒~(>_<)

って感じじゃなくて、なぜ彼らが怒ってアメリカに拳を振り上げているのかがキチンと説明されていて納得できる。

だからって、暴力には感情移入はできないけど。

オトコマエだけど、家庭不和のせい?でアル中気味のベン・アフレックが、使命感や正義感でだんだんと瞳の輝きを取り戻していく姿にワクワクしたし、ハリウッド組の二人のオレに任せろ!感もグッと来たし。

カナダ大使夫妻の静かな勇気にも胸を掴まれて振り回されたってくらいクラクラ感動してました。

でも、一番キュンとなったシーンは、ベタなんですけど(しかも多分、フィクション部分なんですけど)アメリカで受け入れ側になる上司の腹をくくった感じとそれに従う彼のチームの熱さでしたのよ。

めっちゃありがちなシーンではあるんですが、私、あのコントロール・ルームで男同士(もちろん、女性もいてもよいけど)腕組んで肩をたたきあって抱き合う的なシーン大好きなんですよ。

でも、それはそこに至るまでにどれだけ見守っている司令側と気持ちを添わせてドキドキハラハラできてるかって事だから、やっぱりそれだけ前のめりに入れ込んでみてた。って事なのよねー。

ホンマに男臭くて良い映画でしたわ♡

ただ、最後。召使の女の子が亡命してたのだけは、ビミョーな気持ちになりました・・・

イランで暮らせなくなったから。じゃなくて、こんな国に愛想が尽きた。と思っての亡命だといいんだけどなぁ・・・

前作の「ペルセポリス」がすごく好きだったことと、最近上映していた「イラン式料理本」のイメージがこんがらがって、タイトルが食べ物という事も手伝って、かなり混乱気味に映画館に向かいました。

マルジャン・サトラピ監督の新作


チキンとプラム


今、グズグズのダメ男をやらせたら世界一(私選)のマチュー・アマルリックが、今回もやっぱりダメ男役で主演でした。

映像の手法は面白かったけど、物語はどうかな?

感情の起伏や情動も紙芝居をみているようなペタンとした印象を受けた。

まぁ、そこに”敢えて”感はあったのだけど、敢えてそうする必要を感じなかったので?はて?という感じ(^_^;)

あくまで個人的な感想ですが。

それにしてもタイトルにするくらいなんだし、チキンとプラムの煮込みをもっとしっかり見せてほしかった!

映画館の暗闇の中でもメモる気満々やったのにーっ (´・ω・)(・ω・`)


真田広之がアンソニー・ホプキンスと共演する(チューもする)というので、ちょっとは話題になっていた気がする作品


最終目的地


ジェームス・アイヴォリー監督&アンソニー・ホプキンスでは、「日の名残り」を観てますが、あれはとっても良い映画でした。

これは、どうかな?

なんか、複雑な関係に対して結末が安直過ぎというか・・・

いや、全員ハッピーエンドっていうのは、ホント良いのよ。

でもなんていうか・・・

あの終わり方で、劇中のいろんなことが全部ただの恋愛映画における薬味的な位置づけになっちゃったというか・・・

ま、いいんですけど。ハッピーエンドが好きなので・・・


真田広之とアンソニー・ホプキンスの愛の姿には、ちょっともらい泣きしそうな位にグッときましたよ。

チューも意外と違和感なかったし。

むしろ、この映画の中で一番グッときて、もらい泣き5秒前状態になったのが、そのキスシーンだったというね・・・(._.)

演技力のなせる業だったんでしょうか(・・?


あと、せっかく南米の荘園?みたい所が舞台になっているのだから、もっと風景やその土地の息吹を感じたかったとは思ったんだけど、そもそも前提が、そういう俗世と切り離されているみたいな話だから無理だったのかな?

そこだけすっごく残念でした(._.)