病院に到着してからすでに11時間。
やっと分娩台へ上がれる
やっと産める
やっとこの痛みから解放される~~~
と思ったら、ベビーが全然下りて来ていないことが判明・・・
「陣痛に合わせて息んでみて」
と言われ、息んでみたら子宮口は全開になったものの
やはりベビーが全く下がって来ない。
すでに1分おきにエビ反りになるほどの激痛に襲われ
もう全身が砕け散りそうなほどなのに、
肝心のベビーが下りてくる気配無しって、ドウイウコト
急遽、エコーの機材がバタバタと分娩室へ運び込まれ
分娩台の上で足を広げた状態で腹部エコー診察を受けた結果、
なんとベビーは顔をママのお腹側に向けていた
通常は出産時にベビーは顔をママの背中側に向けて
陣痛に合わせて回転しながら出てくるらしいのですが、
顔が上を向いていると、「回旋異常」と言って
最悪、胎児仮死の危険性もあるようで・・・
さらに、へその緒が首に二重に巻きついていることも発覚
「緊急帝王切開」
なんて言葉も出て来て・・・
「ダメ危険!まだ息んじゃダメよ!!」
って・・・
さっきまで次の陣痛でいきめって言ってたのにーーー
もう終わりだと思ったのにーーー
すでに子宮口全開で、陣痛が1分おきに襲って来て
息も絶え絶えなんですけどっ!!
なのに分娩台から下ろされ、再度陣痛室へと戻され・・・
陣痛間隔1分の、最後の激痛に耐えながら、
「とりあえずこのまま2~3時間様子を見ながら
ベビーが自然に回転するのを待ちましょう。
それでダメそうならまた考えましょうね。辛いけど頑張って!」
って・・・
気が遠くなりましたよぉ~。・゚・(*ノД`*)・゚・。
だって、待ってればベビーが絶対に回転するという確証は無いし
いつ回転するのかも分からないし・・・
だってもう子宮口は全開なのに!
もう、イキミ地獄よ。
イキミたいのにイキメナイ。
全開なのに~
陣痛は最大ピークで襲ってくるのに~
この状態であと2~3時間マジで
もう、息が出来ないっ!
痛すぎるっ!
腰が砕けるっ!
お腹が張り裂けるっ!
いきみたいっ!
痛い、痛い、痛いーっっっ!
目覚めた娘と夫がコンビニへ朝ごはんを買いに行き、
私がもがき苦しみ悶絶している横で
「おにぎり買って来たよ~お腹空いたねぇ~」
とか話してるのがカチンと来て、
「出て行ってあっちで食べてっ」
と、陣痛室から二人を追い出してしまった。
おかげで付き添いが誰もいなくなったので、
代わりに助産師さんがずっと付き添っててくれたんだけど、
その助産師さんにも
「もうやだ~やめる!痛すぎる!耐えられない~いやだぁ~
もう切って出してー痛いー!!痛いー!!」
って、半ベソで泣きごとオンパレード(笑)
いや、ほんとは半ベソどころかエンエン大声で泣きたかったんだけど。
涙を流す余裕も無いほど、もう1分たりとも間隔が無いくらい
ずーっと痛みの波に飲まれていて、耳も遠くなって
ボワ~ンとした、まさに意識朦朧な状態でした。
破水もしてるし、子宮口は全開だし、
絶え間なく猛烈な痛みとイキミの嵐が襲って来るし、
意識を失ったらどんだけラクだろう、とか
子供はやっぱりひとりにしておけばよかった、とか
そんなコトばかり考えてました
ところが奇跡的に2時間後、ベビーがぐるんと回転
回転した瞬間はハッキリと分かりました。
破水してたので、もう羊水の残り少ない中
よくぞ回転してくれたヽ(;▽;)ノ
羊水が少なかったからこそ、回転したのがモロに伝わって来た。
でも痛くて痛くて、呼吸もままならず
過呼吸で手足はしびれ頭はボーッとしてて
「回転しました!」
というこの一言が助産師さんになかなか伝えられなくてもどかしかった
再度エコーで確認してもらうと
やっぱりベビーは見事に正常に戻っていて、
今度こそ、ついに分娩台へ
へその緒の二重巻き付きも不安だけど、
もうこの徹夜の痛みから解放されたい一心でした。。
まだまだつづく