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コロナ禍であまり外に出なくなり、LAVAさんを退会してから久しぶりにブログを書きます
『アンと青春』
著書:坂木 司 光文社文庫
読書記録で基本的にはネタバレはありませんが、気になる方はブラウザバックをお願いします
こちらはシリーズものの第2巻で、1巻は『和菓子のアン』というタイトルになっています。
今回のタイトルには「青春」と入っていますが、恋愛要素はほとんどありません。
主人公は杏子(きょうこ)ちゃんこと、アンちゃん。
高校卒業後、デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働く女の子です。
★この本の見どころ
①美味しそうな和菓子と季節感・日本文化
各季節ごとに章が分かれてるのですが、各月毎に販売する和菓子がとても美味しそうです
挿絵などは特になくて和菓子特有の表現がわからない時もあるのですが、「もっちり」「ふわふわ」とした質感や、ほんのり色付いた優しい色合いが読んでるだけで頭の中に浮かんできて本当に美味しそう
季節ごとのしきたりや風習、日本語の言葉遊びなど、季節と合わせた日本の文化についても「へぇー」と思うようなことが盛り沢山。
和菓子と各回の主役(?)にまつわるちょっとした謎解きも見所です
②働く人としての考え方
主人公のアンちゃん、とっても責任感が強くプロ意識が高いんです。
・買いに来るお客様の側に立って考えられること
・自分から進んで知識を吸収しようと自然と、しかも「楽しく」努力出来ていること
・人から注意されても素直に受け止められるし、嫌味に聞こえる指摘のされ方をされたりしても、自分の中でちゃんと受け止めて吸収・学べていること
アンちゃんみたいに考えられたら素敵だし、こんな風に考えられる人と一緒に働けたらとても勉強になるだろうなあと感じました。
私は社会人になって何年も経ちますが、見習いたいところがたくさんありました
シリーズ第3巻の『アンと愛情』も10月に発売されたので、こちらも合わせて一気に読んじゃいました。
甘くて美味しい、優しい小説が読みたい方にオススメです!
最後までお読みいただき
ありがとうございました!