柚希礼音さんのファンの方々は、読まないほうがいいかも。
不愉快になるかもしれないので。

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宝塚歌劇を観るようになったのは20数年前から。
星組が好きで観ていたが、一時期遠ざかっていた。
それが、2003年に湖月わたるサンが星組トップに就任された事がきっかけで、
再び観るようになった頃、まだまだ下級生だった柚希礼音サンを知った。
わたるクン トップお披露目公演『王家に捧ぐ歌』の新人公演で、
わたるクンの役ラダメスを演じ、新人公演初主演。
その後、新人公演を卒業するまで全6作新公主演。
特出された轟さんの役を一つはさんだ以外は、わたるクンの役を演じてた。
その頃の私は、れおんクンは、わたるクンのDNAを受けついでくれるだろうから、
私は、きっとこの人を応援していくんだろうなぁって思ってた。
当時れおんクンの上には、真飛聖(まとぶん)さんがいた。
まとぶんも熱いやんちゃな星組っこって感じで気になる存在だった。

まとぶんがトップになったら、2番手はれおんクンかぁ~超楽しみだなぁ~♪
だけど、その楽しみはまとぶんの花組異動であっけなく消えた・・・。

わたるクンが退団された後、安蘭けいさんが星組トップになられた。
まだ若いれおんクンが2番手になった。 星組はれおんクンを楽しみに観るようになった。
身長もある、声も低い、ダンスもピカイチの星組らしい熱さのある男役。
歌ウマではなかったけど、歌声は良かった。
なかでも、「スカーレット・ピンパーネル」のショーブランは最高だった。

今思えば、私が純粋にれおんクンを応援出来ていたのはこの頃までだったかな。
その後、相手役となる夢咲ねねサンが、月組から星組へ異動してきた。
最初の頃、れおんクンとねねチャンの間に冷たい空気を感じていて心配した覚えがある。
今や、ゴールデンコンビ・・・なのですよね??

そして2009年春トップスター就任。 お披露目公演『太王四神記Ⅱ』小池修一郎演出。
花組で公演した『太王四神記』を練り直し、花組公演より、主役タムドクを更に際立たせるように、
柚希トップのために書き直され、花組より好評を得たようだった。

なんだかなぁ・・・・。
私は、花に異動したまとぶんを応援するようになっていたので、正直面白くなかった。
宝塚歌劇を見始めてずーっと星組ファンだったのに、花組ファンに変わった。。。。
星組トップスターになるれおんクンを楽しみにしていたのに、
トップスターになってからのれおんクンが苦手になってしまった。
れおんクンのせいではなく、劇団のせい。
トップスターになってからの柚希礼音さんを知れば良かったかもしれない。
そしたら、何も考えることなく、ハマレたかもしれない。残念。

星組は、集客力のある小池修一郎演出作品に毎年1作当たるようになる。
太王四神記Ⅱ、R&J(梅芸、博多座)初演、オーシャンズ11初演、R&J、ナポレオン。
(ちなみに、湖月さん3年間一切小池作品、当たりませんでした。)
小池先生は、今の星組が大好きなんだろうねぇ。 たまたま?なのかもしれませんが、
恵まれたトップスター時代だったと思う。
念願だった『エリザベート』トート役は出来なかったけれど、
やりたかった『ノバ・ボサ・ノバ』や『激情』は出来た。
(長期だったのに外伝とかさせられなくて本当に良かったよね、
なんて嫌味の一つも言いたくなる。ゴメン(苦笑))

ラスト作品が、これまた柴田作品だ。
ショーはヒットメーカーの藤井大介が担当。
近年退団していったトップスターさよなら公演は、芝居かショーのどちらかは、
若手演出家、若手演出家大劇場デビュー作があてられる事が続いていたのにね。
(壮さんのサヨナラ公演がベテラン作家さんだったのは短命トップだったからでしょう?)
蘭寿とむさんのサヨナラなんて、感想も書けないほど内容がひどかった・・・・。
柚希礼音さんは、宝塚歌劇10年に一度の逸材と言われている。
だから劇団もとても大事に大切に作品をあて、売り出してきたんだろう。
彼女がトップになってからの星組は劇団一押しの組になった。
それだけ大切に色々与えられて、結果が出せなかったら・・・とか、
プレッシャーも大きかったとは思う。
下級生時代は健康優良児のようだったれおんクンも、
トップになった当初は、 頬がこけ、痩せ細っていたから。
だけど、今は余裕さえ感じる押しも押されぬ、トップ・オブ・トップ(轟さんは別格)の柚希さん。
現在の娘役トップの中では、長身で特異な美しさを誇る夢咲ねねサンを相手役とし、
(私はあまり得意でない娘役さんなんだけど(^^;))
ダイナミックなデュエットダンス、壮大な舞台や、代表作も沢山残し、
なんといっても、宝塚歌劇の人気を支え、ファンを増やした、柚希礼音さんの功績は大きい。

ラストステージのその時を、どうか無事に迎えられることを祈ってます。
(まとぶんのサヨナラの時の悔しさ悲しさ経験しているので、切実にそう思います)