生憎の雨。

昨年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』を観劇した赤坂ACTシアターで、
只今上演中のストレートプレイ『ロミオ&ジュリエット』を妹と観てきました。

土砂降りの中、すでに前売チケットは完売していたため、
当日券を求めて10時半から並び、やっと12時から販売開始。

赤坂ACTの当日券は、並び先着順ではなく、
席は席種のみ選べて、場所は抽選とのこと。
開演1時間15分前から1時間前にチケットカウンター前に整列し、
窓口にて希望席種を告げると、当日空いてる席をランダムに振り分けらるシステムだと言う。
大雨の中、4,50人程並んでました。
ちなみに一番乗りで並んでいたのに、整列のスタッフの誘導最悪で、
気付くと真ん中に押し込まれた私達。
先着順じゃないと言われても納得しづらかった…。

しかし、どちらにしろ運に頼るしかない。

私達「S席2枚」
窓口担「前方席をご案内出来ますが、端のため
一部見切れるお席になりますが、宜しいですか?」
私達「連番だからですか?」
窓口担「(少し慌てて)そういう訳ではないのですが…」
前方席がどのくらい前か分からず、数秒悩んだものの…
私達「そこでいいです」
窓口担「S席2枚で22000円です。」

受け取ったチケットを確認すると、
B列10,11番…わぉ二列目だ!
念のため座席表を確かめる。
んん!?
下手ブロックB列って最前列じゃん!?!?!?
そう、赤坂ACTはセンターブロックのみA列があり、
上手下手ブロックはB列スタートだったのです!!!
一部見切れると言われたけど、実際ほとんど気にならない程度で、
11000円の価値を充分感じられました♪♪
雨にも、ちょっとした理不尽にも負けず並んで良かったo(^▽^)o

そしてちょっぴり退屈してしまうんじゃないかと心配だった
ストレートプレイの『ロミオ&ジュリエット』。
実は以前チラッと蜷川幸雄演出の藤原竜也×鈴木杏のロミジュリをテレビで観た時、
場面転換がないのと、一人で喋り続ける台詞の長さに耐えきれず、
すぐにチャンネルを変えた私。
(動きが少ない舞台だと眠くなっちゃうのです。)
余り覚えていないけど、蜷川演出は中世でも現代でもなく、
異空間ぽい舞台装置、衣装はロミオもジュリエットもシンプルな白い衣装のみ…
最後まで観なかったから着替えがあったかもしれないけれど。。。
もしかして、生で観ていたら面白かったのかなぁ。

今回も、ロンドンのジョナサン・マンビィが演出した舞台とは言え、
ストレートプレイという事で、少し心配もありました。
ところが、最初から最後まで集中ヽ(゚◇゚ )ノ
現代的で、視覚にも場面展開も分かりやすかった(^∇^)
時代背景も中世でなく現代。
それでも古典の台詞の美しさはそこかしこに残ってました。
また、時々入るBGMもロックテイストやヒップホップだったり。

そしてヴェローナが舞台ではあるが、どこかアジアンテイストなイメージ。
桜の装置と花びらが舞う…印象に残りました。

お衣装もスーツやワンピース、皮のピタパンや、
柄物のシャツ、パーカー、タキシードなど。
でもどこかクラシカルで退廃的な雰囲気もあり。

その中で一番目を見張ったのはキャピュレット夫人の仮面舞踏会のドレス(@_@)
着物をアレンジしたようなスタイル、髪型も大きめに結い上げ、花魁風(?)
足元は上げ底に何センチあるの?というハイヒール。
時おりのぞく太ももがセクシーでした。
ジュリエットの衣装は基本白が中心でしたが、その中でもやはり
仮面舞踏会の衣装が可愛らしく素敵♪♪♪
セクシーな母親とは大違いで、スカートの中に柔らかい布が何枚も重ねられ、
ふわふわして砂糖菓子のようなワンピースドレスでした☆

昨年のミュージカルと比べて、
演出の違い(キャピュレット夫人はティボルトに恋などしておらず、
ティボルトにとってジュリエットはただの従妹だったり)、
共通点(今回の台詞とミュージカルの歌だったり)、
衣装(ちなみにキャピュレット夫妻、ティボルトは今回も赤がメインカラー、豹柄もあり)など、
全てにおいて興味深く面白かったです!!!!

他にも、ストレートプレイは間の取り方、台詞の掛け合いで、
切ないシーンも切ないだけじゃなく、時々可笑しい。
例えば、ロミオとジュリエットの別れの朝でも切ないだけでは
終わらないんですヨ(ノω・、)
ミュージカルは、切なさが中心で、歌で表現するために、一人一人が
カッコ良く見える作りになっていたかもと思いました。

ミュージカルとストレートプレイ、
どちらの『ロミオ&ジュリエット』が好き?
と、聞かれたら困っちゃうかもです(-"-;A
だって甲乙つけられないくらいどちらも面白かったですもの(^ε^)♪

長くなってきましたので、『キャスト』については次の日記へ…。
ここまでお付き合い下さって有難うございましたm(_ _)m


To be continude…