まいぽんのNomad life in キルギス。 -2ページ目

まいぽんのNomad life in キルギス。

青年海外協力隊として中央アジアの小国、天空と山と羊の国、キルギスに来ています。イシククル湖の村で、たっぷりキルギスの自然を堪能しながら村での生活をレポートしていきます☆

キルギスももう冬!雪が降る回数も増えてきました。家の中でも足元が寒くてしょうがありません。


ってことでいつもお世話になっている生産団体先でフェルトスリッパを作ってみました。


今回は女子隊員3名と一緒に作成。前に作ったので分かってはいたけど、かなりの重労働。まさに一日がかり。


私は以前母用のものを作ったので、今回は父用のを作ることにしました。でもおっきい分、大変さも増します。


型に羊毛をのせ、お湯とせっけんを染み込ませます。水分をたっぷり含んだ羊毛はペチャンコに。

これを何回か繰り返した後、ようやくスリッパの形になってきました。


デザインは悩んだけど、父にあげるものをいうことで王冠?と髭をつけた顔にしてみました。

なかなかかわゆい。丁寧に細く、顔を作っていきます。

全然進まないので、途中、マスターから怒られる。


でもここからが本番。型が出来たスリッパをお湯とせっけんをつけながら、ひたすらひたすら、いろんな角度から押したりねじったりまわしたり。なかなか力が要ります。


私はうまくできなかったため、片方の顔が取れちゃいました。また怒られる。どんまい。


夕食を経て、引き続きひたすら押す、ねじる、押す、ねじる。

夜10時くらいにやっと終わりました。まさに10時間労働。これでやっとスリッパひとつ。


普段から工房で毎日作っている彼らはホントにスゴイと思う。



スリッパ作りはフルマラソンに似てる、なんてふと思ってしまいました。


走ってる途中はもうヤダ~二度と走らないって思うんだけど、ゴールすると、その出来たものを見ると満足感がこみ上げてきて、しばらくするとやっぱりまた挑戦しようと思う。その繰り返し。


今度はおばあちゃんや弟に作ってあげなきゃね、と言われる。 は、はい!!


とりあえず、できたスリッパは両親に送ろうと思います。ふー、みんなお疲れ様!!





こんなかんじで泡、あわ、あわ。




みんなでひたすら押す、押す、押す。




完成!!それぞれ個性が出てて面白い。




左:今回作った父用。右:前回作った母用。