写真とか整理してた。
要らないものは消して。
1年間の売上が良かったので、
報奨金を頂いた。
去年の8月から始めた仕事。
それよりも、
私の体を心配するお客様に心から感謝した。
デイサービスへ行っている方たちは、
結構イキイキしている。
それでもこの1年でお客様二人が亡くなり、
悲しい思いをした。
もう少しなにか出来なかったかなとか色々思い、
弔問させて頂いた。
私の営業のいちばん悪いくせは、
売ったら放ったらかし、次の代替提案する時も、
断られること多かった。
上司に
新規に頼るな次に繋げろと注意を受けていたが、
こういうことかと
勉強になった。
望むものはシンプルなのに、波乱万丈に生きて、難しく考えすぎて……。
今1番人間に近いのかもしれない。
AIのような融通の効かなさが、
様々な経験をして、私を変えていった。
心の傷は確かに消えない。
それ以上に、私は前の結婚での、傷つくこと、
の経験で、思いやりというのが分かってきた。
心の中で色々思い、やはりなにか欠損してる障害者なんだなと思う。
もう48になる?
まだ48か?
誕生日が来たら48歳だなんて。年取ったなぁ
空白の時あれど、
今まで生きてきたいいものも悪いものも自分自身で受けたと思ってる。
もう秋、キャンプができる。M君と。
彼はとてもハートが強い。
素直で、ピュアすぎて、
申し訳なくなる。
きっと自分を誰にも見せず生きてきたMくんは、私には全てさらけ出すようになった。
海上自衛隊の時、様々なことを学び、口が堅く誰からも信頼される彼は、本当に強い。
お姉さんもだ。
わたしにできることは何も無いかもしれないけど、
Mくんが
「もし介護になったら施設を考えてます。それは元々決めていたことで、家で介護はしません。
そして、大好きなばーちゃんだけど、91歳で、
亡くなるのはあと数年でしょう。
ばーちゃんは、俺の事をとても可愛がってくれたけど、オムツをするようになるのがいちばん嫌だと、
プライドをもって生きています。
母ができないのは仕方ない。
あとは家の事は俺に任せてください。
お金もYさんに頼りません。
あなたも同じ2級です。
自分の心を確立してください。
僕はこうやって何度も正しい道に導きます。
中秋の名月、
去年の9月に、夜中Mくんと二人で話した時と、全く変わらない彼が、私を抱きしめる。
ごめんなさい、もっと若ければよかったのにわたし。
子供も産めない。
それでも
「愛してます」
私は泣きながら言った。
「完璧な人間など居ませんから。」
昔、ずっと昔に聞いた言葉、
あの人だ、
一番最初に結婚したもう顔も思い出せないあの人の言葉を
今は素直に受け入れてやっと想いが通じた気がした。
よく、年末年始辺りから頑張ったよね、私たち。
上半期の結果かな、
仕事で2人とも賞を貰ったね。
必死だったよね。
様々記憶が曖昧になろうとも
「愛してます」
心を込めて初めてこの言葉を使った。自分に言い聞かせるためではなく、届いて欲しい気持ちで伝えた。
手を握った。
「僕もです。また月を見よう、
ずっと一緒です。」
キスが慣れてない彼は少し上手になって、
愛おしいと思った。
私だけに見せるあなたの本当を、
撮り続けていこう、写真、まだ少ないから。
迷う
これも捨て難い
最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。