キャンプ場で撮るとはいえ、

この歳で白のウエディングドレスを着るのは、本当に恥ずかしい生き方をしてきたと思ったが、



3回目にして初めてその覚悟と意味を理解できたことに、


私等身大の、加工無しの姿でM君と写真を撮ることは、

かなり厳しいものはあるけれど、


1度きりの人生で、3人の人と結婚できたのはきっと珍しく、


ここまで導いてくれたなにかに感謝する。


今日は、彼のお母様と、お祖母様にお会いした。

どちらも気持ちよく私を受け入れて下さり、



私が、

「母の日です。」

と言ってプレゼントした帽子をお母様にかぶせて整えたら、


にっこり笑って私の目を見つめた。


「ありがとう、もう還暦です」


買ってきたお寿司など彼が渡して、


「私を新しい家族として認めて下さりありがとうございます。M君は優しく、強く、本当に素敵な方です。お義母さま、お祖母様どうぞよろしくお願いします。」



きちんと話が通じて、お義母様は涙を流した。

いつも明るいお祖母様も(写メでは)

「ありがとう、ありがとう」


何度も言って、



帰り車で、彼も涙を流した。


「Yさん、ありがとうございます。」

今までの思いが分かりすぎて、何も言わずに、


しばらく抱きしめてた。

雨が降ってきて、




気を取り直したM君が

「やっと一緒になった気がします。

Yさんのお母さんもあんなに喜んでいたし、僕達はやはり祝福されてると感じます。


僕を支えてください」



私はなんて言っていいかわからなくて

「私はきっと母が亡くなったら父と違って立ち直れないくらい落ち込むと思います。


その時お願いだからそばに居てください」


咄嗟にそんなことを言ってしまった。


シナプスは切れてもまた結合するものなのだろうか?

様々な幼い時の記憶の甦りが最近速い。


人はやはり1人では決して生きていけない。

特に私たちは。


「キャンプ場のロケーション撮影で、私をカートに乗せて運ぶショット、やって見てくだい、今度。」





その後2人でキャンプ道具や、色々買いに行って、

明日は掃除しようってことになり、


フォトウエディングの打ち合わせをキャンセルした。


6月にずらす。


なんとも言えない、思い出の凝縮させられた一日となった。



最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。