キャンプ断念した嵐の夜、
私達は、ビジネスホテルに泊まった。
僕が正しい道に導きます。
その言葉が何か心の支えになっていて、
私はその夜、解離したとM君から聞いた。
覚えていない。
「僕はMなのでとても嬉しかったのですが、あの夜Yさんは別人でした。
それでも、全てを愛しています。」
あまり話したがらない中、
突っ込んで聞くと、
「なんかとてもエロかったです」
…。
「池袋〇〇〇」
の美容室でエクステを着けているのを思い出していた。
そしてあの景色、西武デパートかなぁ、多分それがある地下道を歩いていて、抜けていく。
スーツの男性や、様々な男にナンパ?されて多分ド派手な格好で歩いてた。
その美容室はタバコが吸えて、タバコを吸いながら、3人がかりでエクステをかなりの本数、定期的に着けていた。シールエクステというもので、会計は高かった。
その後ネイルをして、
新宿へ向かった。私はその時ANAダイナースカードで支払ってた。もちろん私の名義ではなかったと思う。電車に乗り、電車から東京の夜の光を見てた。
新宿西口で降りようとして、引き返し、
新宿東口へ走り、新宿歌舞伎町の入口やドンキホーテ、新宿プリンスホテルの辺りを歩いていった。
質屋に何かを売った。たしか、GUCCIかなにかのキーケース沢山。
ずっと歩きまた駅前に戻る、
新宿駅東口すぐのビルに映る電光掲示板の隣の喫茶店で、チャイティーを飲んだ。チャイティーだけで800円もして高いと思った。
店を出て、
黒人に話しかけられて英語で何かを話した。
その映像がはっきり見えて、そこからは消えた。
今日になってまだそのサロンはあるのか?調べたが、なんか美容室というかリフレみたいなものになっていて、夢ではなかった事を確認した。
恐らく別人格の記憶だ。
Mくんといるとそちらの人格が近寄ってくる気はしてたが、医者じゃないので分からないし、
コンタクトは取れない。
が、悪いやつには違いない。
不安になった。
M君はどの私を好きでいるのか?
私も把握できてないその別人格が1番怖い。
Evernoteのには写真と一言しか記録がない。
ここまで思い出してしまった。
私は一体誰なんだ?
動悸がする中
自分自身を強めるために、
M君の優しさや、キャンプ、そして、
「正しい道に導きます」
その言葉を思い出し、
車を停めて、
祈った。
よく分からないが涙が出てきた。
思考がまとまらす、ダメだと思い、薬を飲み、落ち着き、視界から東京が消えた。
田舎の景色に安心した。必死に月も思い出した。
そしてキャンプも
高台から眺める景色も。
家から見える朝日も。
確実に実感があるキャンプをしてる私が本当の私だ。
少し周りを見渡して、
落ち着くのを待った。
なぜ私はやっぱりイカれているんだろう…。
闇はずっと追いかけてくる。
負けたくない。幸せになりたい。
最初の離婚の時出会った最初のM君を思い出した。
そうだ彼は全部を把握してる、
その時、
「大丈夫だよ、Yは、皆優しい人格だけだったよ。心配しないで。僕は全く気にしない。そしてそれは気にする必要ないよ」
M君…
ダブルM君…。
私は私だ。自信を持とう。
今は寄せ植えが出来なくとも今は料理ができて、キャンプが好きなんだから。
休もうと思った仕事に向かう。
M君ならきっと大丈夫だ、私を全て受けいれてくれる。
追憶に惑わされない。
仕事をきちんとしよう。障害に負けない。
最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。