ソロキャンプを始めてから、


何が楽しかったって、

ほぼご飯が食べれなくなってた私が、



外では食べれる、美味しかった事も理由にある。





ベトナムで一人見た月





この景色を見て、もう離婚、決めてた。

これ以上尽くしても何もいい事ない。



知らない異国で、安倍首相の死を知った。

取っておいたアベノマスクを引越しの時捨てた。




海外からそのニュースを見て、

人間いつ死ぬか分からない


その時、私もここで死ぬのかと思ったら、絶対に帰国してやる、VISA切れる10分前に出国できた、その過程に、



あんなに死にたかったのに

死にたくない思いと、

日本に帰って離婚しよう、そして必ず幸せを目指そうと、



心に決めた。


キャンプって贅沢な趣味だなとか、

日本はやはりいいなとか、

日本はやはりなんか変だとか、


ぼんやり思いながら、



怠い体を起して、英語を駆使して、それでもダメな時は翻訳アプリを起動させ、


レタントン通りを彷徨い薬を買いに行った。


「おねいさん、これ、やすいよ、」

ぼったくりの声も無視し、下水流れる道を歩き、



日本円にして300円ぐらいの解熱剤と抗生剤を購入した。


薬剤師なのに英語が通じなかった。



だけど皆必死で生きていた。


コロナに罹患してる私に 物乞いをしてくる、

グラブタクシーのバイカーが寄ってくる、


昼も夜もない異国の道路を携帯握りしめ歩いた。




日本の月は大きく、綺麗だった。

今でも日本の景色、安心する。



ホーチミンシティ。

あれでも1区で、いい場所だったから助かった。





あの時、仲良くなった警備員に色々教えて貰って、


「このタクシーにのれ」

携帯でベトナム語を和訳してもらい、空港まで走った。



日本に帰れる…。








彼は私の泊まるホテルの専属の警備員だったから、

届いたと思う。




親友達がLINEをくれ、母が電話してきて、


本当に困った時信じれる人を知った。




本物のヴィトンなら高値で売れるだろうと、

思った。



帰りの飛行機では一睡も出来ず、でも空から景色を見ていた。たまにどこかの国の灯りがみえる。




帰国しても

食欲がなかった。


だからキャンプへ沢山行った。

あの人を最後まで信じたけど、



人として、もうダメだなって

それでも離婚しないと思っていた事が不思議だった。


キャンプは贅沢な趣味だ。


日本は物価上がっただのなんだの言っても、

平和だ。





最後まで御付き合い下さり大変ありがとうございます。