2月にしては暖かい夜


2つテントを並べた。





こんなに人と心の奥底から話したことないよね私もあなたも





外で食べると美味しいよね。


色んな話して、


彼は

「Yさんじゃないとダメなんです。」


今まで抱えて来たものを言わずとも彼の苦労を理解し抱きしめた。



職場にもし来た時に、

私は書いていた手紙があった。



素直な気持ちを書いた手紙。


LINEIDと、電話番号、


少しの気持ちと、



「あなたが本気なら、私を看取ってください」

それを見て泣いたって言った。


Yさんがいなくなってしまったら嫌だって


すぐにでも一緒になりたかった、

とか、



私もきっと惹かれていたんだとと思う。無意識に。


彼とは育った環境が全く違うのに、

心の奥底での考え方がとても似ていて、



一緒に居れば居るほど成長出来た。




まだ離婚したばかりなのに、

全てがありえないことばかりで、



この人に会えて本当に良かったと心から思った。



幸せを感じた。


愛するってことはこういうことなんだと感動した。

相手の気持ちを思って泣いた。


私は絶対に彼を傷つけない守る、

そして憎んだ人も決して陥れない。


そう決めた。




彼の作ったミネストローネがすごく美味しかった。


もう決して私もその手を離さない。どんなことがあっても。


「愛してる」


そんなふうに自然に伝えられた。


夜になってやはり寒かったからストーブつけて、

今までの誰よりも大切にちょっとだけキスをした。



運命って

ホントにあるんだなと思って私が


「運命ですか」

と聞いたら

彼が

「必然です」

と答えた。


私たちのテントに灯りがともり、

それはすごく綺麗だった。


この人と絶対に添い遂げるんだなと確信した夜。


きっと喧嘩すらしないと思う。

2人でいるのがもう当たり前で、



私はこの人に会うために今まで生きてきたんだと、

思った。

それは不思議なことなのに、

前から決まっていたかのように、


生きてきた中で互いに報われた気持ちでいっぱいだった。


やっと会えた気がした。

曇って星は見えなかったけれど、



目を閉じたら星座盤より鮮やかな星空が見えた気がした。





最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。