けいごくん、

まだ意地はってるのかなぁ。



けいごくんは、もっともっと自信を持っていい人なのにね。



最後に送ったLINE。


「私は生きる屍だった。

けど、あなたに会って、生きる希望と、実感を得た。あなたが私を信じないから、仕事を意地でも決めて来た。あなたの信頼が欲しいために。

出来るかどうかもわからん仕事。コンビニ難しすぎるよ。マルチタスクフル回転だよ。あとは、掛け持ちも決めてきた。無理なく。



どうしてかなぁ。どうして、1番の味方の家族を傷つけるのかな。本当はそんなこと楽しくないでやってんだよね?確かめてるんだよね?」



既読になって、


鍵を開けて猛突進して来たけいごくん‼️



なんか、袋いっぱい持ってた。駄菓子!?



しかもちゃっかりこれ着てた↑↑↑





お菓子⁉️パチスロのだ!!



けいごくん

「お前は、お前は、なんか生意気なんだよ!!

論破しても何しても、俺の問題を解いてきてさらに俺に問題を出して永遠ループなんだよ!!



は?



超意味不だし、どこに居たの?ってずっとパチスロやってたのかい??

ネカフェからのパチスロ??



けいごくん

「生意気な女には身体でねじ伏せるしかない。



とりあえず、無理やりとか言われるとめんどくさいから、一応許可を得る」



「うん、いいよ。」



手を差し出した。


けいごくんがおっかぶさってきた。


そう来たのか…。けいごくん。

けいごくん、やっととっぱらえた?

へんなプライド…。



私の手を握った。



やっと伝わったけいごくん…。

涙が出た。変わったね。


言い訳が超イミフだけど、私の差し伸べた手を、

両手を握って、




けいごくん

「オレの言うことを黙って聞いてれば良いんだよ!俺はもう下を見ない。

喧嘩してる時は大嫌いだけど、



自由は、良いけど、

お前はいくら病気だろうが、出来んなら働け‼️

家事もやれ!!俺も負けんから。」



2人して馬鹿みたいに泣いて爆笑爆笑爆笑

裸で抱き合って、


私は

「はい。」


って強く手を握った。



よかった。けいごくんらしいよ。

やっとけいごくんらしく戻ってきた。




ほらほら、昭和の男に負けねーぞみろよ、オッサンとかこれ好きそうだろ!!



最後の鏡の前の駅弁○○○○が、非常に意味不明で、つい笑い止まらなくなったけど、



やっと2人で1からリスタートだって

笑った。



私たちはきっともう同じ喧嘩はしない。

2人で何かそれぞれ乗り越えた。



夫婦。

これが夫婦か。




何となくわかった気がした。

年の差とか、私たちみたいに、互いにキチってて、勉強とか知識ばっかり着いちゃって、


他人の目が気になるふたりでも、


やっぱり私にはあなた、

あなたにはわたし。



しか分からない変な絆、やっと普通の夫婦に、

追いついたね。


互いに認めるとか思いやりとか以前に、


2人とも自己肯定感が持てなくて、

2人とも鏡のように相手に自分の嫌なとこばかり映し出して、




全てをとっぱらえた私たちは、

ちっこい喧嘩はいっぱいするかもだけど

もう絶対にぶれない何かを2人で確認した気がした。








最後まで御付き合い頂き大変ありがとうございます😊m(*_ _)m