すっかりオリジナルな普通?のパートの年増主婦が板についてきた私。
夢を見た。
かんなの声、
「お願い殺さないで…。私を殺して」
かんなは妊娠していた。妊娠3ヶ月。
エコーに写る白い球体が動いている。
メイが許さない。堕ろすな、死んでもそれを使ってあいつを苦しめろ
堕胎承諾書に書かれた名前は、初めて知ったなー君の名前。そんなのはかんなには関係ない。
ただただ愛する宿った命を守りたい馬鹿な女。
メールをする。
「終わったら迎えに来て欲しい、お願いします。」
メイが、もう1人に送るよう命令する。
麻酔は全く効かず、痛みだけの記憶。
点滴の水滴が1粒ずつ落ちるのを見て初めての堕胎で、女に生まれた残酷さと、悲しみと惨めさで、看護師に軽蔑され1人でベッドで泣く。
なー君が迎えに来てくれるから、それまでの辛抱…。。
メイが笑う。
もっと傷ついて、もっともっと自分も他人も陥れろ。
かんなはメイに逆らえない。悲しみと屈辱だけを味わうのみ
メールが届く
「…ついたよ。中には入れないから、結婚している訳じゃないし、見られたらまずいから、
なるべく早く降りてきて」
かんなは絶望を感じながら、
病院のみなの軽蔑の目を後にして、派手なワンピースとヒールで、病院の外へ出る。
外で待っていたのは、
もう顔も忘れてしまった前の旦那様が、涙を流してかんなを待っていた。
前の旦那が立っていたところで目が覚めた。
Evernoteに書いてある堕胎の記録。
堕胎承諾書
日付となー君の本名
少し見えた、かんなの感じた恐怖と絶望と、
メイの声。
操られていた。かんなという私の女の部分のみの人格を、
怖い心を持たない憎しみだけで出来たメイは、操り、
その後大切な人はもちろん、復讐のために、
どんどんかんなを快楽と、絶望の淵にぶら下げながら、
他人をどんどん操っていく。
嫌な気分で起きて
再度Evernoteを見返して。他人格を分析した。
メイ。憎しみだけで出来た悪魔のような人格も、
かんなのような強かで、馬鹿な女も、
私なんだよね…
改めて、嫌な障害だと思った。
明後日病院。私は私に戻りつつあるけど、別人格の意図も読み取れるようになってきた
隣で眠るけいごくんを見て安心するけど、
罪悪感を感じる。
なぜならかんなもメイも、私だから
早く治りたい。辛い
何となく涙
Pちゃんお役立ちpick
最後までお付き合い頂き大変ありがとうございます涙