葬儀に出たのは初めてじゃなかったのに、
初めてな気がした。
帰りけいごくんが運転していて、
「俺は怖くて顔見れんかった。Yはどう思った?」
蝋みたいのが塗ってあるのか、綺麗な顔していた。
そしてそれには魂も何も感じず、
綺麗な人形のように見えた。
父のそれと全く違っていた。
同じぐらい、それ以上の参列者が居た父の顔は、
皆見た瞬間泣いていた。始終悲しみの中に居た。
、何か違ってた。
それはなんだかは分からなかったけど、
安らかに、苦しまず、思い残しもなく、この世を去り、皆に、哀れと思われない亡くなり方を叔父はしたのかな?ただただ生前を懐かしみ、素晴らしい人(人間性)そんなものを皆に感じさせる人…。
何も出来ない家族3人を残して、不安要素は沢山あるのに、
父とは全く違うのは、
何故かわからず、
泣いてる方も居ない、まだ若い死だったのに、
不思議だった。
帰りの運転中
けいごくんと今いることをやっぱり不思議に思い、
この人といる今を大切にしたい。一緒に年老いて
行ける幸せを改めて…、
そして何故か父のその時の顔を思い出し、涙が流れた。切ないねって思った。あなたには生き方がそれしかなかった、業績だけが支えで全てだったんだね
新たな感情が
はじめて父に届けばいいなと思った。
最後まで御付き合い頂き大変ありがとうございます。