私たちはあれから話し合い、

確認し、


二度とおなじことで喧嘩しないこと約束した。


けいごくん

「俺たちはさ、子供も要らんし、恋人同士の延長上って感じなイメージな結婚だったわけ。

夫として、家計さえ、Yに渡せば夫の務めなんてないんじゃないか?

Yは社会でやっていきたいから働いてるわけだし。働いてくれるのは助かるけど。


具体的にあと何が義務なわけ?」



キョロキョロ



改めて聞かれると即答できない私もいた。


けいごくん

「世の中の旦那ってさ、家に金全部持ってかれて、小遣い制になって、嫁は昼からランチしたり、

不公平じゃんよ。」




「そんなことは望んでないよ。出来れば恋人との延長てきなかんじでいたい。でも貯金もしたいし、これらは皆私たちの共有のものになるわけだから。」



けいごくん

「結婚てなんだっけ•́ω•̀)?」


「…、なんだっけね?」


同棲に、変わりない?ほんとうに?なにか忘れてない?うちら。


けいごくん

「Yの言ってることは正論だし、不服もない。ならば俺たち結婚せず、事実婚でもよかったわけやん?」



うーん、うーん、それはね、なんか解せぬキョロキョロ



絆ってなんだ?愛を深めるとは?

カップルとの違いで責任以外のもの…。



けいごくん

「それを思うと、なんだかセックスする気にならんのよ。なんだろな?」



まあ、分からなくもない。子作りしてる訳でもなしに。



ん?


2人とも大切なこと忘れてたね。


Yを幸せにしたい。

私はそれに応えたい。



…それだ!!!


毎日の同じことのルーティンで忘れてた。

最初に、一番最初に思ったこと。



回想シーン…


「私を幸せにしてくれる?」

けいごくん

「Yががいつも笑顔でいてくれる為にがんばる。」





現在


けいごくん

「Yは最近怒ってるか泣いてばかりだな。」


「そうだね。こうやって話す時すらなかったからね。いつもいっしょにいるのにね」




私たちはベッドに寝転んでけいごくんが腕枕した。


けいごくん

「この感じ。この感じわすれてたな。。」



しばらく互いに黙ってた。私も色々思った。

傷つけ合いばかり、責任のなすり付けばかり、そんなんばかりだったよね、たしかにさ。



けいごくんはしばらくして前みたいに私を腕枕して手を握って寝息たてた。


眠るとまだ幼い寝顔。



お互いを笑顔にして、幸せにしたい。


最初そう2人言ったよね…。


人は毎日忙しく、慌ただしく同じ生活をしているうちに、大切なこと、忘れたりする。


私たちはそのまま空気のよなそんざいになるところだった。




「ごめんね、けいごくん年下なのに頑張って居たよね、それなりに…」


手をギュッと握ったら、



「あなたの、その優しいところが、俺は好きになった。そういうのに、誰も気づいてくれない俺の不器用さの中の思いやりとか、分かってくれるとこ…」


って、一瞬起きて笑って、頭ポンポンして、


また目を閉じた。


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