最近お騒がせのボーイング787機材の燃料漏れ・・・



頻発していますね



元同僚の知り合いの数名がボストン便を担当している私も 毎日心配して報道をチェックしています


TVでコメンテーターのひとりがおっしゃったように・・・新型機投入直後は 不具合が多い・・・と話していたけれど


確かに新しい機材はIFE(映画、ゲームなどのエンターテインメントシステム)の故障が多いのは身を持って経験していましたが 燃料漏れの不具合は・・・他の不具合とは重大さの意味合いが違います


一触即発の事故になりかねないのですから 早急に原因を突きとめるか 運航を一時中止するのもやむを得ないと思います


なぜ 運航したての機材に不具合が多いのかというと 電気系統などの計器が上手く連動するまでに時間がかかるとか フライト回数を重ねながら 整備士、機長、客室からの報告などによって

少しずつ 調整を重ねることによってうまく作動し機能してゆくことになるのです


燃料の場合 OMで記載されている細かな燃料漏れの基準があり 実際のところ 1分間にある特定量以上の燃料が落ちるか否かによって 運航できる、できないを規定しており 実際のところ 規定内であれば

運航可能であるケースもあります

エンジン回りには 燃料を燃やしているわけですから 燃料の一部が排出されているのは当たり前のことですね


しかし ボストンの管制塔から燃料漏れの指摘が機長に知らされるほどの大量の燃料漏れは明らかに異常だし

離陸以前に気づいてもらえて本当に良かったと思います



一刻も早く原因の究明を図り 安全に目的地まで787が運航する機材の代表となって欲しいものです