金沢市内に到着して まだランチタイムまでには時間があったので
九谷焼の老舗に出向きました
Cielがかつてからご贔屓にしているお店です
金沢の中心地香林坊にある21世紀美術館近くにそのお店はあります
九谷のルーツは有田焼にあると云われ 有田焼は中国からの伝来であるから
古九谷の画風や色彩には 有田焼よりは大胆な印象がありながらも中国陶器を思わせるものが多いです
また山代温泉の地で陶芸の腕を磨いた北大路魯山人の九谷絵も有名です
それらを観賞することもとても面白いですが
それらの作品とはまったく別の現代の作家たちの新しい九谷(新九谷)に魅力を感じる側面も同時にあるのは不思議です
前から日常使いに使用してきた 銘々皿と小鉢を 今回買い足すことにしました
使い勝手がよく 大きさもちょうどよい実用的な器です
そして それらは手描きで 季節の野菜が描かれていてキュートです
食器はいずれ 割れてしまうもの・・・ 買い足そうと思っていても廃盤になってしまうデザインも多いので
また同じものが手に入れられるかはわかりませんよね
新しいデザインを生み出すことが自然なことであるように ある時期を過ごしたらなくなるデザインも当然なければなりません
たまたまこれらのお皿は 新たな在庫がなかったようで そのうち作らなくなるデザインになりつつあるようでした
お店の方のご厚意で 新しく描いて小鉢を作ってくれるというので大喜びしました
この次に買い足すことはできないかもしれないので 大切にしようと思った私です
1か月を経て 自宅に届けられるというのを楽しみに お店を後にしたのでした