風俗だけの女
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契約

一樹とのSEXはそんなに悪いものじゃなかった。女を喜ばす事に全身全霊を尽くすSEXよりも、征服欲丸出しのSEXのほうがあたしには合っていた。この後も一樹との関係を続けてもいいと思わせる程だった。「俺・・ホストやめるわ」突然切り出した。「やめて何をするの?」当然の質問だった。「綾のヒモ」一瞬殺意が沸いた。あたしは男を飼う趣味はない。男なんか飼うぐらいなら、犬でも飼った方がましだ。「そんなのお断り」強めの口調で言った。「じゃあさ家政婦雇わない?家と生活費を出してもらう代わりに、俺が家のことをやる。勿論命令だって聞くし。命に関わる事じゃなければ」あたしは少し考えた。悪くないかお知れないと・・。別に付き合う訳じゃないから何に、縛られるって訳でもない。どこに飲みに行こうが、どんな男と寝ようが。楽かも知れない。犬を飼うより効率がいい。「それならいいけど、ルールはあたしが決めさせてもらう」当たり前だ要はあたしが雇い主で一樹は雇われだ。一樹の意見なんか聞く必要がない。「かまわないさ」少し楽しみなってきた。「いろいろ片付けなきゃいけないから、4日後あやに連絡するよ。」4日後・・ちょうどいい。あたしも一人で考えなきゃいけないことがある。AVの話も含めて。「じゃ、そうゆう事で」そう告げると一樹は準備をして出て行った。あたしはベットに横たわり、ただ天井を見つめこれからの事を考え出した。

体温

あの後一度帰ったがなかなか寝付けず、飲みに行ってしまった。ホストクラブ「Dear」の担当は顔はイマイチだがあたしを疲れさせない。営業スタイルも押しもしない、引きもしない、といった感じで客を自由に遊ばせている。ホスト遊びをする女の中には、色恋をして貰わないと納得しない奴もいる。色恋を求めるような女には好かれないがあたしには合っていた。高い酒を入れろだとか、月末だからといって営業もしてこない。遊びたい時だけ遊ぶ。効率がいい。「綾、久しぶりじゃん」二ヶ月ぶりだった。「どう?儲かってる?」あたしは不意に聞いた。「普通かな。嫌な客には平気で来るなって言うもんだから、なかなか固定もつかないし。」こうゆう所好きだ。「トップたたないと」あたしは苦笑いしながら言った。「別に興味ねぇもん。自分が満足する金だけ貰えりゃ。ホストでトップ取ったってたかが知れてるし。」あたしと同じ考えしてる・・なんだか嬉しく感じた。あたしと同じ考えだと一樹に伝えた。一樹は嬉しそうにいった。「考えが似てる女は初めてだよ」あたしも初めてだ。営業スタイルも一樹とは似ている。価値観や感性が似ているのかも知れない。「綾・・抜け出さない?おれ早退するからさ」ドキッとした。けどあたしは戸惑いもなくokした。色恋目的では無いことは判っていたし、例え色恋であったとしても、それにおぼれるあたしじゃない。一樹なら寝てもいいと踏んだだけだ。あたしはすばやくチェックをして、店の近くのコンビニで一樹を待った。夜明けだというのに店内は沢山の人でごちゃごちゃしていた。雑誌のコーナーで適当に選んでパラパラめくっていたら、一樹が来た。「待たせた」少し息が荒かった。「俺と関係を持って後悔しない?」あたしは状況判断は得意だ。どんな場面でもしくじるような事はない。いつだって冷静でいられる。「かまわないよ」そういうと、一樹はあたしの手を握り締めホテルへと歩き出した。握り締めた手がとても暖かく感じた事だけは今でもはっきり覚えている。

誘惑

深夜やってる喫茶店もファーストフードの店も混雑していた。これだけの人間がこのせまい歌舞伎町に密集してるんだ。そんな多くの人間を魅了するこの街はやっぱり素敵だ。「あやちゃんは、今のお店で満足?」満足・・している。何も不満なんてないし、むしろ楽過ぎてありがたいぐらいだ。「ええ。とっても」言葉に嘘はなかった。「店を紹介したいって訳じゃないんだ。AV興味ないかな?」その瞬間またあの時の吐き気が襲ってきた。あたしじゃなくなってしまったあの時の吐き気が。「企画物とかじゃなくて、単体としてだよ。もちろん。」単体・・それでもやる気にはなれなかった。今のままでいい。今のままでいることが「綾」でいられると思っているから。「単体って言うのはね・・」滝沢さんは続けた。「企画物と違って、ギャラは全然違うし、自分でNGも決められるんだ。例えば、スカトロ物はいやだとか、ハードだからレイプ物はいやだとか。ただ・・リスクもある。全国区で顔がばれる事だ。それさえ承知できるならお店に出勤するより全然効率がいい。」効率がいい・・あたしの大好きな言葉の一つだった。自分でNGを決められるのも魅力的だ。別に顔がばれたっって困ることは何一つない。ただ・・あの時の自分をもう二度と味わいたくない。それが一番ネックだった。「でもあたし程度の女でもいいんですか?女優さんてみんな綺麗だから・・」滝沢さんは言った。「あの業界に入ればみんな綺麗になるよ。その理由は入ってみたら分かる。今日返事が欲しいとかじゃない。ゆっくり考えて。綾ちゃんの人生を大きく左右する事だからね」AVも含めてこの業界はギャンブルみたいなものだ。があたしはそのギャンブルに負ける気はしない。とゆうより負けたことなんかない。きちんとこの手に勝利を納めてきた。そういつだって。「考えが固まったら連絡して。」そういって滝沢さんは店を出た。雑音が気になってしまったのであたしも家へと歩き出した。正直頭の中がゴチャゴチャしていて何も考えられない・・。明日にしよう。今日の「綾」は終了することにした。

キラキラ

夜の歌舞伎町はキラキラしていた。本来の姿を取り戻したかの様に。この瞬間が好き。あたしのはかない心が唯一癒される瞬間。精子まみれのこの体をきれいにしてくれる。小雪の誘いを店を出る直前に用事が入ったからと断ってしまった。興味がないのに、飲みにいったって疲れるだけだ。あたしは基本的に男が好きじゃない。他の世界の人間は「淫乱だから風俗なんてやれるんでしょ」なんて言うけど、そんな訳ない。客だろうが、ホストだろうが、そこら辺歩いてる若い男だろうが関係ない。性別学的に男であれば、金さえ絡まなきゃ自分から近づこうとは思わないし。怖い訳じゃなく、別に悪寒がする訳でもない。ただ嫌いなんだ。まぁ女もたいして好きじゃないが。「あやちゃ~ん」横から呼ぶ声がする。前にお世話になったスカウトの滝沢さんだ。男で唯一笑って話せる人かも知れない。「どうしたんです?こんな遅くに」時計を見ればもうすぐ午前2時だ。「まぁどっかでお茶しようよ。時間平気?」また何か仕事を回してくれるかも知れない。「はい。」そう答えてまたあたしは夜の歌舞伎町に消えていった。

きっかけ。

店に出たあたしは無我夢中で働いた。しゃぶって、素股して、時には口内。なんだか仕事をしてる自分が心地良かった。あぁいいなぁって。もっともっと男たちの性欲処理をしたいとまで思ってしまった。気づけば店の看板が消えていた。最後の客を見送ってタバコに日を付けた。あたしは極端なヘビーだ。多分ご飯よりタバコがなきゃ生きていけない。一息付いていたら店で唯一仲のいい小雪がプレイルームに入って来た。小雪はあたしよりもずっと華奢で背も小さい。がお世辞にも綺麗とか可愛いとは言えない。けどなんか雰囲気がいいのだ。「この後空いてる?」たまには飲みにでも行くか。「どこのホストにする?」飲みに行く=ホストと思ってしまう自分が可笑しかった。「違うの。あたしねぇ闇金に借金してるんだけど、そこの人と知り合いになってこれから飲みに行くんだ。」闇金・・馬鹿じゃない。週1で何割もの利息払って。何のためにこの仕事やってんのよ。それは小雪が明らかにこの風俗と言う仕事で稼げてない証拠だった。この業界はすべて歩合だ。客が一人も付かなければ千円でも貰えない。だからこそみんな固定客を捕まえるために必死に仕事をする。が中には頑張っても稼げない女もいるのだ。「別にいいけどさぁ、あたしは闇金に借りるつもりはないよ?」金に困ってるあたしはもういない。「そんなんじゃないの。その人いい人でさぁ。相談とかもしててぇ」小雪はその男に好意を持っているとはっきり分かった。闇金やってる奴がいい人?ありえねぇだろ。「いいよ。付き合うよ。」暇つぶしだった。「じゃあ着替えたら教えてね」そう言って小雪は出て行った。客でもない、ホストでもない男と飲むなんて久しぶりだ。どうせなら楽しもうと思った。まぁ小雪の連れてくる男だ。大した男じゃないに決まってる。適当に流し流し飲めばいいっか。そう考えながらあたしは制服を脱ぎ始めた。

本当のあたし。

あたしが出演していたビデオは正規のお店で売られたり、レンタルされる訳じゃない。要は裏だ。あの日から三日が過ぎた。店には出勤していない。ありえない・・あたしが店を休むなんて。でも本当に今の店は楽だ。べつにNO.1にならなくても、媒体(風俗雑誌やネット顔出し)などにちょこちょこ出てれば稼げる。お金には執着するが、NO.1には興味がない。ただ自分が満足する金額が手に入れば問題はない。ふと財布を取り出してみた。財布には12万ある。クローゼットの引き出しには100万はないが80万ぐらいはあるはずだ。あたしは銀行には預けない。そうゆう機関に預けるのはあたしっぽくないからだ。どうしよう・・いっそのこと三ヶ月くらい休んでしまおうか・・そんな胸算用していたら携帯が鳴り出した。誰・・?きっとホストの営業かなんかだろう。        「天使の放課後」                        店だ。「はい。綾です」かすれかかった聞き覚えのある声だった。店長だ。「綾・・具合はどうだぁ??」あたし風邪引いたって言ったんだっけ?それともメンス(生理)って言ったんだっけ。まぁいいや。「ぼちぼちかな」無難に答えた。「綾指名の客が沢山来てるぞ。明日は来るんだろ??予約が7本あるぞ」店長は嬉しそうに言ったが、あたしは戸惑った。客の相手などする気がなかったから。でも待って。7本・・?単純に計算しても7万は越す。平日でその額を貰えるのは異様だ。そんなお金の計算をしてる内にようやくあたしが目覚めた。こんな下らない三日を過ごしたのは初めてだ。そうこの三日は死人だったのだ。これが本当のあたしだ。「綾」でいる自分こそが本当の自分なんだ。きっとこの三日は昔のあたし「玲子」つまり戸籍上の名前に戻ってただけだ。あたしは玲子という名前を18の時に捨てたはず。「明日必ずいきます」そう言うと店長は声高に「待ってるね~」といって電話を切った。この三日の分を取り戻さなきゃ。これから忙しい。客に営業メールしてエステにだった行かなきゃ。

破壊

無だった。内容は確かに普通の人から見たら耐えられない程のモノだった。10人以上の男たちが代わる代わるあたしの中に挿入して(勿論生で)次々に顔や胸めがけてフィニッシュしていく。何回分かの精液が目や鼻口に溜まって、目があけられない。口に中も精液だらけで喘ぐことさえキツイ。最後は全員のお掃除フェラ。こぼれた精液は舐めてお掃除。顔中の精液は手で拭いてごっくん。吐き気がするどころの騒ぎじゃない。けどあたしは以外にもずっと無だった。あたしらしくなかった。お金のことさえも考えられなくっていた。こんな事ってあるの?あたしの中に何かが残った。でもそれが何なのかはわからない。初めて戸惑いと苦しさを味わった感じ。ギャラはその場でキャッシュで貰った。が飲みに行く気分じゃなかった。手にしたお金さえもいらなかった。いらない?このあたしが?お金を?ありえない。なんで??おかしくなりそう・・助けを求めてしまいそうになる。それよりも早くこの現場から立ち去ってしまわなきゃ・・無我夢中だった。急いで支度をして化粧もせず山手線に乗り込んだ。再び新宿に着いたあたしは西口の街頭で障害者の為の募金活動を行ってる団体が目に付いた。あたしは挙動不審にその場に近づき、バックの中のお金をそのまま募金箱に入れてしまった。今でも何故そんなことをしたのか分からない。けどそのお金を持ってることに吐き気を覚えたのは、分かってる。団体の一人があわててあたしに声をかける。「あのっ・・」 いいの。「それではお名前と住所だけでも・・」匿名でいいわ。どうして?あんなに何よりも大切なお金。どうして?あたしはそのまま市谷西新宿の自宅へと歩き出した。

転機

早く来週になって。早く水曜になって。早く明日になって。一週間が長かった。あたしは前日にエステいっていろんな部位の毛の処理をすませてきた。Vラインだけは出来ないので、知り合いの男にやらせて完璧にしてきた。店長と10時半に新宿で待ち合わせた。店長はいかにもってかんじの男を5人連れてハイエースで迎えに来た。一通り紹介、挨拶を終わらせると車はどこかに向かって走り出した。車の中でもあたしはお金の事しか頭になかった。走り出して35分くらいだろうか、鶯谷とゆう町にたどり着いた。この辺は立ちんぼのお姉さんやデリが多くていかにもだった。「これからうちが契約してるマンションに向かいます。そこで綾さんには男性と絡んで頂きます」と・・。(言い忘れましたけど、私綾と申しますw)ホテルなどで撮影するのかと思った。。まぁいい。早く終わらせて飲みに行くんだ。ついたマンションは素人目にも家賃が高いと分かるようなマンションだった。男たちは機材を持ち上げながらあたしと一緒にエレベーターに乗り込んだ。306号室。そこのドアを店長自ら開けた。驚愕した。中は3LDK程の広さでしきりが全部はずされふきさらしになっていた。驚いたのはそんなことじゃない。中に男が12~3人程待機していたのだ。店長は言う。「まぁ通称汁男優のひとたちだよ。この人達全員と絡んで綾に、ぶっかけるんだ」全員!?一人の男と絡むわけじゃないの??さすがに怖くなってしまった。嫌だ・・初めてこの仕事をして口にした言葉だった。嫌です。そんな話聞いてない。「今更キャンセルは出来ないんだ。綾も分かるだろ?」何が?何が分かるの??怖さで足がガクガクした。「綾・・プレイ中は金のことだけを考えるんだ。得意だろ?そしたらすぐ終わるよ」と・・そうか。そうだよ。あたしはお金のためなら何でもやる。怖いことなんかない。20人でも30人でも構わない。お金さえくれれば。

これから・・

店長と話してから二ヶ月が過ぎた。あの話どうなってるんだろ。。最近ピンチだから早くやりたいな。もしあの話がだめになってるのなら、店替を考えてるから、早く結果しりたいんだけど・・。そうこうしてる内に何ヶ月か経ったある日。またプレイルームに店長が来た。「あの話なだけど・・」やっとかぁ。どうなったの?期待で胸がいっぱいだった。ぶっかけ出来る??ぶっかけ・・今のお店にはオプションでぶっかけ(いわゆる顔射)とごっくん(精子を飲むこと)があって、あたしはそのオプションはNGだった。だってただでさえ男の汚いものをくわえたりしなきゃいけないのにその上飲んだり、顔にかけられるなんてありえなかった。そんな願望がある男はただ単にAVの見すぎなだけだって。しばらく沈黙が続いた後、店長は切り出した。「内容がかなりハードだから最初に言ってたギャラの二倍だすけど・・?」二倍!?二倍ですか!!ほんの半日で片手貰えるの・・けど抵抗があった。今まで何があってもやりたくない仕事内容だったから・・。でもこんな話二度とないかも知れない。あたしは言った。「拘束時間が半日以内なら・・」店長はまたニコって笑って言った。「じゃあ来週の水曜あけておいて。店は休んでいいから」と。その時点でさっきまであった不安や抵抗は消えていた。来週には沢山のお金が手に入る。その期待と嬉しさだけでいっぱいだった。

2005-01-26

男を馬鹿にして、親を馬鹿にして、世の中馬鹿にして。そんな毎日だった。でもそれが楽しかった。同年代の女の子には出来ないお洒落が出来て、怖いお兄さんともいっぱい知り合えて。歌舞伎町が自分のものにさえ見えた。すっごい錯覚・・wもちろんそんな女には友達なんかいなくて・・けどそれでもいいと思えるような生活がかっこよく見えてたんだ。だってお金はあるし、SEXの相手には困らないし。言うことないじゃん!?って。でも20歳になって仕事に疑問を持ち始めた。ヘルスやイメクラなんかじゃ20歳は若いとは言えなくなって来てる。そりゃ18歳なんてごろごろ居るし当たり前か・・そんな疑問を抱えながらも仕事に精をだしてたある日。口開けのお客さん(その日の一番最初のお客)を一通りサービスし終わって、店長がプレイルームに来た。珍しい事もあるもんだなぁって思ってたら面白い事を口にした。「企画モノなんだけどVやる気ない??」Vってなんだ??新種の風俗かぁ!?違う。    「AV]だ。AV!?いいの?そんなの??でも興味が不安を先行してしまったんだ。一回の出演でもらえるギャラに心ときめかした・・。勿論単体女優さんみたいにたくさん貰えないけど、それでも魅力的。やりたい。お金がいいならどんなハードなプレイだってする。例えSMだろうがスカだろうがお金さえ良ければなんでもする。そう店長に告げた。店長はただニコっと笑い了解といってプレイルームを出た。