7月10日(日)に職場の友人が亡くなりました。
36歳でした。
 
彼女は、約2年前から仕事を休み始め、
尋ねても理由も何も教えてくれませんでした。
 
私の病気が発覚し、彼女に打ち明けたときも、
彼女は、自分の病気のことは教えてくれなかったけど、
一生懸命勇気づけてくれました。
 
私が不安で仕方ない時も、メールでいつも寄り添って、励ましてくれました。
 
彼女の病気は、末期の卵巣癌だったのだそうです。
最期まで、彼女の口からそのことを聞かなかったけど、それは彼女の優しさ、強さだったのだと思います。
 
彼女は、少しずつ弱っていくようでした。
会いたいのに、会うのが恐くて、会えませんでした。
会って、私はどうしたらいいのか分かりませんでした。
ただ、寄り添えばよかったのに。
 
彼女は、 5歳と3歳の幼い息子を残して、逝ってしまいました。
彼女は、二人の息子の成長を誇らしそうに見守っていました。
いつも、大切に大切にしていました。
 
彼女は、最期まで家族をはじめ、周囲の人に深い感謝を示し、
いつも自分を奮い立たせ、強い心で病と闘い、
最期まで希望をもって生き抜きました。
そんな姿勢に、わたしはいつも勇気づけられ、今日一日を大切にしようと思えたんです。
 
彼女が突然いなくなって、わたしにはポッカリ穴が空きました。
お通夜で彼女に会っても、お葬式が終わっても、まだ悪い夢のような気がするのです。
 
しかし、呼びかけても、応えてくれる人はもういないのです。
彼女は、もう何も話してはくれません。
空をつかむような感覚の中で、わたしは一筋の光を見つけました。
 
彼女が残してくれた たくさんのメッセージです。
彼女が闘った2年間、私に勇気のメッセージをたくさん送ってくれました。
それは、主に彼女の日記ですけれど、彼女の前向きでひたむきな姿勢が、
私には神様のように神々しいのです。
 
彼女はお浄土に旅立ちました。
きっと、そこで、私たちを見ています。
私たちは、精一杯、毎日を生きることで、彼女を安心させねばなりません。
息子君たちの笑顔を彼女に届けることが、わたしにできることでしょう。
 
どうか、もう何も心配なく、安らかに。
ありがとう。
ありがとう。