ゴールデンウィーク合間の平日。私は休みをもらっており、小学3年生の娘の帰りを待っていた。畑に囲まれた帰り道、同級生の男の子と、またその小学1年の弟君と一緒に帰って来た娘は、元気に2度、いや3度ほど『バイバイ!』と言って別れた。

『じゃあ、これからママを迎えに行くよ』と、車に乗り込もうとしたとき、今度は別の女の子の同級生が、家の前を通った。『●●(先程の男の子)に会ったの?』『会ったよ!』などと言葉を交わしながら、家の前を通り過ぎていく。後ろには、その子のお母さんがいて、追いかけて、それから、一緒に肩を組んで、畑に囲まれた道を歩いていく。

気がつけば、もう小学3年生。ひととき、ひとときを噛みしめるために、今、ここに、書くようにした。