冷蔵庫は、家庭で最も電気を消費する家電の1つです。
24時間常に稼働しているため、どうしても電気代がかかってしまいます。
でも、冷蔵庫の使い方や設置環境を見直すことで、大幅に電気代を節約できます。
それで、冷蔵庫の節電に役立つ6つの方法をご紹介します
1.温度設定を最適化する
季節や使用頻度に応じて冷蔵庫の温度設定を調整することが大切です。
設定が高すぎると食品の鮮度が損なわれる可能性がありますが、逆に低すぎると無駄な電気代がかさんでしまいます。
一般的に、冷蔵室は5℃前後、冷凍室は-18℃前後が適切と言われています。温度設定を「強」から「中」に変更するだけでも、年間で約1,700円の節約効果があるようです。
2. 設置場所を見直す
冷蔵庫の設置場所も、電気代に影響します。
冷蔵庫は熱を発生させるため、壁や棚などに密着させてしまうと放熱が妨げられて冷却効率が悪くなります。
また、熱源や直射日光の近くに置くと、外部からの熱によって冷却負荷が増えます。
冷蔵庫は壁や棚から5cm以上の隙間を空けて設置し、熱源や直射日光から遠ざけましょう。これだけでも、年間で約1,200円の節約効果があります。
3. 食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると、冷気の循環が悪くなってしまいます。
食品同士が密着していると、冷気が行き渡らずに温度ムラが生じやすくなります。
また、食品ロスやドアの開閉時間の増加にもつながります。冷蔵庫に入れる食品の量は7割程度に抑えましょう。食品同士に隙間があれば、冷気が流れやすくなります。
また、冷蔵庫の中を整理整頓して、食品の位置を把握しましょう。これだけでも、年間で約1,200円の節約効果があります。
4. ドアの開閉を減らす
冷蔵庫のドアを開け閉めするたびに、冷気が外に逃げてしまいます。冷気が逃げると、庫内の温度が上昇し、再び冷やすために電力が必要になります。
ドアの開閉時間や回数を減らすことで、電気代を節約できます。ドアを開ける前に、取り出したい食品を決めておきましょう。
また、ドアを開けたらすぐに閉めるようにしましょう。ドアの開閉時間を半分にするだけでも、年間で約450円の節約効果があります。
5. 温かいものは冷ましてから入れる
温かいものを冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が上昇し、冷やすために電力がかかります。また、温かいものは水分が多く、冷蔵庫内に湿気を発生させます。
湿気は霜や氷となって付着し、冷却効率を低下させます。温かいものは常温まで冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
ただし、常温で長時間放置すると食中毒の原因になることもありますので、注意しましょう。
6. 定期的に掃除する
冷蔵庫は定期的に掃除することが大切です。冷蔵庫の裏や横にホコリが溜まると、放熱が妨げられて冷却効率が悪くなります。
また、冷蔵庫内に霜や氷が付着すると、冷却効率が低下し、電力消費量が増えます。ホコリや霜や氷は定期的に取り除きましょう。
冷蔵庫の節電術でした
これらの方法を実践すれば、年間で最大約18,000円も節約できるかもしれません。
冷蔵庫は毎日使う家電ですから、少しでも電気代を抑えることで家計に優しくなります。試してみてくださいね!