金曜日の夕方。
さあ帰ろうと自転車にまたがると、どこからともなく「にゃあ!にゃあ!にゃあ!!!」とサイレンのようなけたたましい鳴き声が。
切羽詰まったような声に、何事かと周囲を探し回ってみると、会社のビル下の駐車場、車のタイヤの影に、ちっちゃい仔猫発見(((゜д゜;)))
あまりに力強い声に、まさか仔猫だと思わなかったよ。。笑
うずくまる姿を見て、「うん、きたな、これは」と、一人で納得。さて、連れて帰りましょうかね。
と、こちらが勝手に納得しても、そう簡単にはいかないのが猫の捕獲( ̄ー ̄;
警戒心バリバリで、近づくと、室外機?みたいな空間の中に逃げ込む。そこでまたけたたましく、「にゃあ!!にゃあ!!にゃあ!!」
とりあえず、近くのスーパーでモンプチを買って、会社に舞い戻り、仔猫を探す。同僚と出くわす。
先に帰ったはずなのにまだ会社にいる私を、不審人物を見るような目で見るので事情を話すと、「ええ?優しいけど…ええ?」と、苦笑い。「引く」とはどういうことかを、肌で感じる。「気にしないでくださーい!あはは!」でごまかす。
そして、仔猫発見。からの、仔猫逃走。はいつくばってご飯で釣っているところに別の同僚がやってくる。
遠巻きに私を見ながら、「あ……お、お疲れ様でーす」
なるほど、敢えて触れないスタイルね。見ちゃいけないもの見ちゃった的な。おっけーおっけー。「お疲れ様でーす!気にしないでください!あはは!」でごまかす。
仔猫が出てこないので、「にゃあ!」「にゃあ!」と会話してみる。元気よく返事してくれる。そこに、近づいてくる足音。この咳払いは専務か。やばい。車の陰に隠れてやり過ごす。成功。
……もうね、場所が悪すぎる。会社の人に目撃されまくりやん。せっかくおとなしくやってるのに、変人認定やん(ノДT)
そんなこんな、実際には6回ほどやってきた刺客(同僚&上司)に、負わなくていいはずの傷を負わされながら、
室外機?の外にご飯設置→待つ→仔猫出てくる→食べる→ご飯を自分の方に引き寄せる→仔猫逃げる→待つ→仔猫出てくる→食べる→捕獲を試みる→逃げる→ご飯を更に自分の方に引き寄せる→待つ→仔猫出てくる
を4回ほど繰り返し、1時間かかってなんとか捕獲。
最初に捕まえ損ねた時、もう出てきてくれないかも…と思ったのですが、懲りずに何度も近寄ってきてくれて助かりました。おバカよっぽどお腹減ってたんだね。
会社帰りにキャリーなど持っているわけもなく、買い物用のエコバッグに入れて自転車で連れて帰りました(;´▽`A``
むーたんの時もそんなんだったなw
そこからも、実家で車に乗り換えて病院連れて行って、ケージやらキャリーやらと共に仔猫を家に届けて、そこから実家まで車で戻って自転車に乗り換えて再び家に帰るという、面倒くさいことをして、バタバタな一日でした(;´Д`)ノ
ともかく、無事捕まえられて良かった。。
男の子です。名前はまだない。
ぽんたの小さいころを思い出します。と言っても、子ぽんたほど足が太くないので、あんな巨大化はしないはずw
私はキジ猫と縁があるのかもしれません(笑)
「ぽんたたちとは別の場所で違う猫と暮らす」ということを、どうしても自分の気持ちの中で上手に消化できなくて、“こた”をお迎えすることをやっとの思いで諦めたというのに。
結局、出会っちゃうんだもんなあ。
出会っちゃった以上、もう仕方がない。悩んでる場合じゃなくなっちゃった。この子に呼ばれちゃったんだもんね。
寒くなってきたので、ペットボトル湯たんぽであたためまくってやってます。
初日はびくびくしていたけど、昨日からかなり慣れてきてごろごろのどを鳴らしてくれます。
すくすく育てよー(´∀`)
ということで、我が家の新しい家族です。