써니
2011・5 韓国公開 740万人動員
★★★★★
先日のNHKハングル講座の<今週のガチリスニング教材>で、取り上げられていた映画
ナイスタイミングでwowowが放送してくれてましたので
録画してあったこの映画、視聴しました
笑って、泣いて、心があったかくなる
そんな素晴らしい映画でした
1980年代のきらびやかな高校生時代を、素敵な仲間たちと生きた彼女たち
そんな、彼女たちが40代になって、今をどう生きているか
映画は、過去と現在をいったりきたりしながら、進んでいきますが
場面変換がとてもスムーズで、上手にシンクロしています
田舎から転校してきたナミを、なぜか気に入り仲間に入れるサニーのリーダーチュナ
この、高校時代の姉御肌のチュナがすごくいい!!
そして、おどおどしてるナミもいい!!
サニーは、高校の仲良し7人組の名前
チュナ、ナミに負けずメンバーそれぞれのキャラがすごくたっていて面白い
映画は、42歳になったナミが、病院で余命2ヶ月と宣告され
闘病生活を送っているチュナに偶然出会ったところからはじまります
サニーのメンバーに会いたいというチュナの願いをかなえるため
ナミはメンバーを探しに出ます
簡単に言うと、こういうお話ですけど何が1番よかったかっていうと!!
主人公と私の青春時代が、かぶってたこと~歳ばれちゃいますけど
80年代を描いたアメリカ映画を見ても、懐かしさは感じられないんだけど
この映画は、すごく懐かしさを感じます。。。韓国って日本にすごく近い国なんだあなぁ~と実感
この少女たちの服装とかね 家の中のあらゆるものとか
高校時代の、敵対する不良グループ(グループ名が、少女時代って)
とのからみは毎回、爆笑でした
リーダーの女の子が、な~んとなく憎めなくて
機動隊?に紛れてのケンカのシーンはもう大爆笑
後ろに見える映画の看板はロッキーだったし!!なつかしい!!
私の大好きだった映画の音楽と、パロディシーンも出てきて~
フランス映画 ラブーム
この、ナミが憧れるジュノ役の子
この映画唯一のイケメンなんだけど、どっかで見たなぁ。。。とずっと考えてた
NHKハングル講座の<今週のガチリスニング教材>のキムシフ君だった
雰囲気が違っててわかんなかったけど、かわいいわぁ~
映画に戻ります
チュナの願いを聞いて、ひとりまたひとりとサニーの仲間が集まってきます
25年ぶりなんだけど。。。みんないろんな悩みを抱えてても。。。
会えば高校生に戻れる仲間
ナミの娘をいじめているグループに、殴り込みにいくオバサンサニー
普通は、大人 言葉で諭すでしょうけど。。。
私には楽しめましたわこのシーン。。。かなり笑えます
そんな爆笑シーンのあとに、こんな泣かせるシーンがあって。。。
私はずいぶん長い間、母親と妻だけとして生きてきた
イムナミ本人は頭の隅に追いやられていたわ
でも、チュナのおかげで、人生の主役に戻れた
そうそう、若い時って自分のことしか頭になかった
生活していくこととか、家族のことなんかこれっぽちも考えないでいられた
悩むことは、全部自分のことばっかだったな
こんな私も、人生の主役だったんだ~と思うと
そして、ベタな展開だけど、チュナから渡された将来の自分へのビデオレターを見て
もう、号泣でした。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
笑いと涙が交互にやってきて、2時間があっという間です
結局、チュナはスジだけには会えないまま亡くなってしまいます
---苦労している仲間に、お金を残す---というチュナの遺言を残して
ここ、綺麗過ぎて賛否両論あるみたいですけど
私は単純なんで、こんな終わり方も後味よくってありかな。。。と満足してます
遺影の前で、ボニーMの『サニー』を踊る仲間
仲間じゃないけど。。。私も、思わず踊ってしまった。。。(〃∇〃)
最後に、ずっと姿を現さなかったスジが出てきますけど
ま~これは無くてもよかったかな。。。ミステリアスなままの方が良かったかな、と
そして、サニーメンバーじゃなかったけど、この子とっても存在感ありましたね
この子の現在が覗いてみたかったです
口コミで評判が広がって大ヒットしたこの映画
胸がきゅんとなる恋愛ものでもなく、社会派ものでもないのに
こんなにヒットしたのは、内容がいいのはたしかなんですけど
演じた役者さんの力も大きいですよね!!みんな素晴らしかった
イケメンが出てなくても、ハマれる映画です
過去を語り合える仲間が欲しい
共に老いてゆける仲間が欲しい