帰省最後の夜。
パッキングに時間がかかる私は、明日のために薄暗がりで作業。
サッカー好きの夫はサッカー観戦。
珍しく寝かしつけた後に二人とも起きていた私たち。

サッカー終わって寝に来たけど
薄く明かりがついてると眠れないとか。
で、いろいろ話す。

そんな中、小さい頃夜眠る時にこの吹雪の音が嫌いだったんだ、とつぶやいた夫。
なんで?と聞くと、なぜか不安になる音なんだよね、と。
そうなんだね~と耳を澄まして聞くと、私も何処かで聞いた音…ちょっと身が縮こまった。
私の幼い記憶も蘇り、それは台風や大雨の時に吹き付ける雨音だった。
今のマンションみたいに防音してないから、風の音や雨の音は大きかった(んだと思う)
一人で眠る時や、ふと目が覚めた時に聞こえるとなぜか怖かったなぁ。
この世にたった一人しかいないような、
このままずっと夜が明けないような、
不安で気持ち。
夫もそんな思いをしていたのね…
そうなんだ。
そういえば、父親が好きになれなくて
そんな父とガマンして一緒にいる母親を可哀想だと思うところとか、両親に対する思いも似てる。
あれ?私たちって意外と似た者同士なのかな?とふと思った。

久々に感じた夫との共通点。

いつも違いばかりに注目しちゃって、
それはそれで、私の枠を外してくれたりしてありがたいけど、
似たところもあると思うとちょっと嬉しい。

そんな吹雪の夜。

10回目の冬の帰省でした。