2/9/2011

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ついに手術の日になりました。朝7時半に病院に行き、登録をすませて、待合室で、1時間ほど待ちました。血圧、体重、身長をはかり、妊娠していないのを確認するため尿検査をして、カーテンで仕切られたベッドに案内されました。私の担当の看護士さんは、何となく私の叔母に似た感じの人で、親近感が湧きます。そこで術着に着替え、鼻のピアスもとって、スタンバイ。血液をとって、点滴をさして、旦那とナースの3人で世間話などして、ついに手術室へ移動。旦那にさよならを告げて、ベッドごと連れて行かれました。

手術室に連れて行かれたのかの思いきや、そこはまだ手術準備室でした。そこに、麻酔科の先生、執刀医の乳腺外科のL先生がやってきて、声をかけてくれました。コンタクトも眼鏡もなかったので、先生の顔はぼんやりとしか見えませんでした。そこで、麻酔科の先生が、「じゃあ、ちょっと眠くなりますよ」っと言ったとたん、天井が動き出したように見え、すぐに眠くなりました。

次の瞬間、ぽかぽかした南の島にいる夢を見ていました。そして、ナースに「キャラメルさん、聞こえますか?」と言われて、「ここは島ですか?」などと、とぼけたことを聞いてしまいました。ぼんやりしているとL先生がやってきました。「良かったわね、リンパに転移はなかったわよ!」とうれしそうに報告してくれました。「旦那さんにもさっき報告したから、安心して」っと。

またナースがやってきて、「キャラメルさん、痛みはどうですか?」と聞いてきました。私は痛みより何とも言えない気持ちの悪さでいっぱいでした。何だか目が回っているような。痛みはほとんど感じませんでした。苦しくてう~っとうなりながらしかめっ面をしていたので、ナースに「痛い」と判断され、痛み止めのモルヒネを足されてしまいました。

後に分かったのですが、私はモルヒネ系の薬が苦手で、胃が猛烈にむかむかします。このときも、麻酔と痛み止めのせいで、気持ち悪くてたまりませんでした。でもなんとかリクライナーに移動し、旦那と再会して、それから2時間ほど寝たり起きたりして、夕方4時頃に家に帰れることになりました。

車に乗るとすぐに気持ち悪くなり、道ばたで2度ほど嘔吐。口の中が薬の味がして、気持ち悪かったです。家についてから、ベッドに直行。

昨日の夜から何も食べていないのに、不思議とおなかがすいていませんでした。でも心配した旦那が、ジャガイモと人参のピューレを作って食べさせてくれました。が、10分後に全部はいてしまいました。ダウン

とりあえず、その晩はベッドに横たわる以外何もできませんでした。



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