時は進みまして・・・


12月19日。


卵管摘出手術をしました。


私がこの決断に至った理由は・・・

①今現在の私の年齢が29だということ。

②卵巣自体を取ったときの、体への影響が大きすぎる気がすること。

③Dr.Gも、今現在の私の体の状況をそのままに保つことができる、この手術に賛成してくれたこと。

④後5年待ってから、卵巣をとっても十分に遅くないこと。


これらが、主な理由です。


両方とも卵管をとってしまうので、普通には妊娠できませんが、これは以前にも言ったように、子供が要らない私達には、関係ないのでオッケー。


5年間、卵巣を取る手術を遅らせることによって、体へどれだけ影響するかは、個人次第なのでなんとも言えないのですが、29よりも、出しているホルモンは多少減りますし、良い方向に影響してくれたらなぁ・・・なんて思ってます。


あと、その5年間の間に、医学や遺伝子研究がもっと進んで、ほかに役立つ情報も出てくるかもしれない・・・っという可能性も十分にある・・・っとDr.Gはおっしゃっていました。 


色んなお医者様と話しをして、最終的に決めるのは自分。

主人とたくさん話し合って、気分のアップダウンも感じながら、結局今の段階では卵管を取る・・・という結論になりました。


これを、「意味の無い手術」と思う人もいるかもしれないし、「卵巣もとるべきだ!」と思う人もいるかもしれないし、「手術なんて何でするの・・・」と思う人もいるかもしれない。 


私は伯母と祖母をどちらも50代で亡くなったという事実と彼らも同じ遺伝子変異を持っていたであろうという事実を重ねながら、自分なりにどう向かい合えば良いのかなぁと考えてます。


知らぬが仏・・・それとも、知識はパワーなんでしょうか?



さて、Dr.Gとの面談の1週間後あたりに、乳癌専門医に会ってきました。Dr.E。

こちらも、女医さんで、ちょっとキツそうなイメージ。 けど、話せばフレンドリーで、質問にも気軽に答えてくれます。


もちろん、子供の話になるので、私達の「子供はいらない。」っという答えに「本当??」っと念をおしてましたが、本当なのでいいんです。


ここに来る前に、マンモグラフィーとMRIのイメージを撮りにいくよに言われていたので、そのフィルムを持っていきました。 既に結果は「異常なし」っと分かっていたのですが、彼女の目でちゃんと確かめてくれます。 そして、これから6ヶ月ごとにマンモグラフィーとMRIを交互にうけていくことも話しました。その後は、彼女の手で胸を検診。 


そして、主に話し合ったことは・・・

①胸をとる手段もあるということ。

②取った後、胸を整形することも可能ということ。

③6ヶ月ごとに検査をするから、比較的早い段階で癌は見つかるということ。

④BRCAの患者は、トリプルネガティブという、進行しやすい癌が見つかる可能性が高いということ。

⑤マンモグラフィーは、癌を見逃す可能性もあるということ。

⑥自分自身でのチェックも月1回はするようにとのこと。

この先生、ばっさり何でも言うもんで、「子供いらないなら、卵巣なんてとってしまいなさい! 乳癌の可能性も下がるんだから、一石二鳥なのよ!」・・・・っといってくれました(汗)


他の問題が出てくるから、そうも簡単に踏ん切りがつかないんだと伝えると・・・


「そんな問題は、後からどうにかなるの!」っと、ばっさり(笑)


後々、Dr.G(婦人科系の癌専門医)は、これを聞いて「ホルモンのこととか、Dr.Eは言ってなかったでしょ・・・(苦笑) そう簡単でもないんだけどねぇ~あははは~。」っと。


専門が違うと、見方が違うんですね。

どうやら、お医者様同士のつながりがあるらしく、お互いを知っているんですが、Dr.Gは「やっぱりね。。。」っという感じでした。


「癌は治してあげる!胸を取るなら、取ってあげる!」という感じのDr.Eでした。

ここまで、さっぱり言ってくれると、なんだか決断しやすいなぁ~とふと思った瞬間。 けど、後々また、たくさん悩みましたよ。


この後、美容整形外科の先生を紹介してもらって、そのオフィスから予約をとる連絡が来るはずだったのですが、今だ来ずです。 今の段階で胸を取るわけでもないので、完全にスルーしてます。 


ひとまず、この日から6ヵ月後の5月あたりに、マンモグラフィーを再び受けに行く予定です。 その6ヵ月後にはMRI。 特に痛くもかゆくも無いので、苦痛ではありません。 ただ、面倒なくらい。


 


婦人科の先生に進められた通り、乳癌専門医に最初に会おうと思っていたのだけど、予約の関係で婦人科の癌専門医のDr.Gに最初に会ってきました。 確か10月末だったか11月の頭だったか・・・な?


婦人科の癌専門のお医者さんの集まるオフィスだけあって・・・か、それとも、私のタイミングがぴったりだったのか?待合室で待つ患者さんたちは、髪の毛が亡くなっている人だったり・・・「癌」という字が頭に浮かぶ雰囲気が漂っていました。


主人も私も、一気に現実を見た気分になっちゃった瞬間でした。

私は、癌になってるわけじゃないんですけどね。


さて、下半身の服を脱いで待つように言われ、お医者さんが入ってくると「脱がなくて良いのにー!」なんて言われてしまい、しょうがないので、また服を着ました。 看護婦さんが、脱げって言ったじゃん!!!


女医さんで、とてもフレンドリー。 どうやら、BRCA遺伝子の知識も豊富なようで、私のためにノートを取りながら色々と説明してくれました。


この先生とは、主に卵巣癌について話すわけですが、簡単にまとめると・・・


①卵巣癌は見つかりにくい。 見つかっても手遅れなことが多い。

②卵管を取ってしまえば、癌になる可能性は数%を残して、ほぼなくなるわけだけど、ホルモンがなくなってしまう関係で他の問題が出てくる。

-卵巣を取ると、心臓に問題が出てきたり、骨の病気になる可能性が高くなる。骨も、カルシウムを取ればいいというわけではないらしい。

-卵巣を取ると、体の準備ができていないまま、更年期に次の日から突入してしまい、更年期障害で苦しむことになる可能性も多々。

-ホルモン治療も可能ではあるけど、乳癌等の他の問題が出てくるので、医者としてはあまりお勧めではないらしい。

③最近の医学では、卵巣癌は実は卵管から癌が発生している可能性が高いことが分かってきていること。

④35-40歳を過ぎると、癌になる可能性はぐぐーっと上がるということ。

⑤卵管を取ると、卵巣癌の予防になるどころか、乳癌になる可能性も50%近く下がる・・ということ。



さて、ここで、気になるのが3番目です。

一部の卵巣癌は、卵管からはじまっている可能性があり、今の段階では「説」でしかないのだけど、研究は進んでいて、そういう結果が発見されているそうです。 全ての卵巣癌が・・・というわけではないけれど、卵管を取れば、卵巣癌の予防にもつながるかも知れない・・・ということです。


ここで、Dr.Gは私がまだ29であるということもあって、今の段階で、卵管を取って、後々卵巣を取る・・・ということも可能なことも説明してくれました。


私が「私の家系は主に卵巣癌で亡くなっているわけですが、・・・っということは、私は卵巣癌になる可能性が高くなるということでうすか?」という質問には、正直に、「今の遺伝子の研究と医学では、確実に分かってはいない。」っと正直にバシッと分からないことは分からないと教えてくれます。


最後には、会話の中でずっと取ってくれていたノートをくれました。

あと、他にも質問があればいつでもメールして・・・っと名刺もくれました。


お医者様が気軽にメールして・・・なんていってくれるとも思わず、びっくり。


Dr.Eとの面談はこんな感じで終わりました。

今は癌になってるわけでもないのに、どのお医者様も結構真剣に話してくれる。

・・・・・余計に、BRCA1 Mutationという現実を突きつけられている感じもしました。