今日は
「バベル」
いわゆるバベルの塔だけど
これは旧約聖書の１１章に書かれている話なんだ。
この話
「人々は天に届く塔を作り神の怒りに触れ
神は人々に混乱を起こし塔を壊した」
という話だと考えている人が多いと思う。
実際にタロットカードの
「塔」
はこの話をモデルとしていて
タロットの中では唯一
どちらの向きでもよくない結果を暗示するカードなんだけど
「崩壊、悲劇」（正）
「緊迫、誤解」（逆）
とまあよくないカードはこれしかない。
しかし現実に聖書には
「神は言葉をいろいろにし混乱させた」
とあるんだけど塔を壊したとか
塔が崩れたとは書いてないんだ。
「え？」
書いてない。
これは後の世の絵画の影響が強すぎて
みんなそう思い込んでいるだけで神はあの塔を崩してないんだ。
「じゃあなぜ見つからないんだ？」
見つかってる。
バベルの塔とは古代メソポタミアの
「ジッグラド」
という聖塔のことなんだ。
中でも
「エテ
というのがバベルの塔だといわれているんだ。
ネブカドネザル２世という
王様が作ったといわれ発見された碑文には
「エテメナンキの階段形式の塔の頂を天と張り合うほど高くした」
と書かれていることから
これがモデルだったのではないかという学説が出てる。
これは別に発見された碑文に
「神殿の建設は神々を怒らせた。
神々は建てられたものを一夜のうちに引き倒した。
神々は人々を遠くに散らして，
彼らの言葉を奇妙なものにし神々はその進展を妨げた」
という聖書と一致する内容と
崩壊させたという聖書にない内容が書かれていたんだ。
「おおっ！やはり！！」
よせやい。
目をかがせるんじゃないってば！
ジッグラドの材料は聖書に書かれているとおり
「日干し煉瓦とアスファルト」
だったんだ。
こんなものででかい建築物を作れば崩落するに決まってる。
実際に当時のジッグラドはすべて崩壊してしまっているんだ
ちなみにネブカドネザル２世は
「空中庭園」
を建設した人でもあるんだけど
これこそいまだに発見されてない不思議なんだ。
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