好きな戦国武将は? ブログネタ:好きな戦国武将は? 参加中
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この国の国民性として
自国の国民の業績を
正当に評価しないという傾向があるということが
あげられるんだけど
たとえば

「鈴木 梅太郎」

という人。
東京帝国大学農芸化学科教授(現東大)でもあり
理化学研究所の設立者でもあるんだけど
この人は

「オリザニン」(ビタミンB1)

を発見した人なんだけど
これは
もともと脚気の研究から発見されたもので

「脚気は米ぬかで治る」

と発表してしまった。
当時は
軍隊の一番の悩みは
兵隊の脚気でこれを解決する方法を
必死で探していたところ
農学者がいきなり特効薬を発表してしまったので
もう大変
帝国大学医学部卒で軍医のエリート森鴎外をして

「農学者ごときが何を言う
糠が効くのなら小便でも効くだろう」

と言わしめ
馬鹿にしたものの
やがてどうやら本当のことだと
周囲は認めたものの
森鴎外だけは
死ぬまでこの説を認めなかったという。
ただ、
この鈴木という教授
天才でありながらかなりのんきな人で
この学説の論文も
ドイツ語に翻訳されて世界に発表される際に

「これは新しい栄養素である」

という文が抜け落ちてしまったので
ビタミンの発見は

「カシミール・フンク」

とされてしまったんだけど
本人はほとんど気にもせず

「合成清酒」

の研究に取り組んでいたようだ。
とまあこんな風に
日本人が世界初というのは
結構知られてないんだけど
フランスのナポレオンの強さの秘密は
鉄砲の三段撃ちを発明したからだといわれているんだ。
これは当時の鉄砲が

「先込め式」

といって
玉とか火薬を
鉄砲の先から入れなくてはならなかったので
一発撃った後次に撃つまでに
敵の騎兵にずたずたにされてしまうので
武器として役に立たなかったものを

「玉込め、構え、撃て」

の三段に部隊を分けることによって
常に撃てるように工夫したものなんだけど
実はナポレオンは世界初ではない。
世界史ではナポレオンになっているけどね。
現実にはナポレオンの
100年も前にやってのけた戦国武将がいる。

鉄で作った船を海に浮かべるのは
実際には
蒸気船の登場まで待たなくてはならず
その歴史は
1800年ぐらいからだといわれているけれど
1500年代に世界で初めて
鉄で作った船を海に浮かべた戦国武将がいる。

これは二つとも
たった一人の
天才的な戦国武将のやってのけたことで
その戦国武将の名前は

「織田信長」

漫画

「花の慶次」

前田慶次が
西洋甲冑を身に着けて
戦に出かける場面があるけど
あれは実際には信長のアイデアのパクリで
おそらく日本人として初めて
西洋甲冑で戦をしたのも信長だと思う。

地球儀を手にして

「地球は丸い」

といわれて

「理にかなう」

とひざを叩いて一瞬で理解したのも
信長で
おそらく当時地動説を
根本から理解できた
唯一の日本人だったのではなかろうか。
つまり
織田信長という人には理しかなく
神罰などありえないと信じていたようで
このあたりの論理的な飛躍に
明智光秀の凡庸な知能では
ついていけなかったので
本能寺につながって行くんだと思う。
やはり
そういう意味で
信長の天才を理解していたのは
おそらく秀吉と徳川家康だけだっただろう。

ということで
俺は信長が好きだなあ。