モケレンベンベの謎を追え!最終回 | ハゲのいえのニョロ

モケレンベンベの謎を追え!最終回


ども TaKaです


とうとう最終回となりました

モケレンベンベの謎を追え!

疑問を抱きながら3年

疑問を解決しようと行動しだして1ヶ月

やっとここまで辿り着く事ができました

さて昨日

出来上がった翻訳の論文を受け取りに行きました

残念ながら翻訳担当してくれたボブ(仮名)は不在でしたが

彼は相当良い仕事をしてくれました

翻訳の書類の出来が素晴らしくよかったです

魚なんて素人である彼が

色々調べてくれて

ちゃんと訳してくれてありました

ありがとうボブ(仮名)


ハゲのいえのニョロ

上段が原文

下段が翻訳してもらった資料


結論ですが

その前にややこしくなるの

今現在日本でレトロピンニスと呼ばれているポリプを

「旧レトロピンニス」と表記し

論文中ででてくるレトロピンニス(ザイールグリーン)を

「レトロピンニス」と表記しますので

ご了承ください

それでは

旧レトロピンニス→モケレンベンベ

ザイールグリーン→レトロピンニス

が間違いなく正式な名称です

では最も気になるであろう

何故旧レトロピンニスがモケレンベンベになって

ザイールグリーンがレトロピンニスに入れ替わったの?

って事

学名の無かった

ザイールグリーンがモケレンベンベになった

というのが極自然な考えだし

そういう先入観から日本ではその様に解釈されたのであろう

しかし論文を読むと

論文の筆者が

この論文を作成中にある事に気がついたそうだ

1899年 Vaillantによって発表されたP.retropinnisは

3体の標本を使用しており

この3体の標本

旧レトロピンニスが2体でザイールグリーンが1体であった

そしてホロタイプとして指定しているのが

そのザイールグリーンであったという事

つまりVaillantが1899年に発表したP.retropinnisは

ザイールグリーンの事であったという事になる

そうなると正式な学名が無かったのは

ザイールグリーンではなく

旧レトロピンニスの方であったという事になる

よって旧レトロピンニスに

P.mokelembembeと正式に命名されたのである

よって学名が入れ替わったのではなく

根底から間違っていたということになる


これで3年に渡るモヤモヤはすっきりしたし

どうして学名が入れ替わったのか?

という最大の疑念も解けた

ボク的にはかなりの大発見だし

ポリプファンなら誰もが驚く事実だと思っている

しかしこのBlogだけで発信しても

この事実はこのblogを読んでくれた人だけになってしまう

この事実をみんなに知ってほしいという事で

一番手っ取り早く広めるには

やっぱ雑誌でしょ!

って訳で某誌にメールしてみる事に

・・・・一向に返事か来ない

じったいので電話してみた

「あ~返事遅れてごめんなさいね

頭の片隅にはあったんだけどね~

まぁ特集する予定もないからそのうちに考えとくね」

なにっ!?そんな程度??

ムキーっ

じゃあもう1冊の別の編集部へ電話してみると

「そうなんですか~

いや~そうですね・・・

ポリプの学名ではちょっと・・・・・そのぉ・・・」

歯切れ悪っ!

えっポリプテルスってそんな程度なの?

なんかボク一人で大発見だの

喜んでアホみたいやん

こうなったら地道な普及活動しようかな

とりあえず昔やってたサイトを復活させてみようと

思ってみたりしたのでした

もしこの件について

何か大きな進展がありましたら

書きたいと思います


最後に


送金に行く時昼休み抜け出したのだが

「慌てて戻ってこなくてもいいからね」

と快く行かせてくれた上司と同僚


ややこしい送金に手間取らせてしまった

ゆうちょ銀行のお兄さん


たどたどしい英語なのに

論文を送ってくれたzootaxateam


翻訳なら英会話教室で聞いてみたら?と

アドバイスくれた職安のおじさま


凄く分かりやすく丁寧な

素晴らしい翻訳をしてくれたボブ(仮名)


皆さん本当にありがとうございました






おしまい



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