円安は底が抜けるか?

 

 

 

 

現在「1ドル=134.50円」という水準になっている。

これを各国の財政という視点で見ると「円安は、まだ始まったばかり」という水準だ。

各国の財政を基準にしたら「1ドル=300円」「マクドナルドのセットメニューが2000円」というくらいになると思う。(もしも軟着陸に成功できたら、この程度で済む・・)

 

過去30年間、日本の円相場は高齢者の預金によって支えられてきた。

空前の預金バブルだった。

この預金バブルにより「1ドル=100円」「マクドナルドのセットメニュー500円」という金額が維持されていた。

基本的な流れとしては、高齢者の預金が逃げなければ、円安にならない。インフレにもならない。

政府がばら撒いてきたお金は、預金バブルにつぎ込まれた。インフレにならず預金だけが増えていった。

途方もない金額が預金バブルを支え続けている。

30年続いたデフレとは、狂気的な預金バブルのことだ。

市中からお金が消えることによりデフレ(金不足)となり、市中から消えたお金は預金バブル(金余り)を引き起こした。

 

この基本的な流れが「世界的なコロナ禍」により変わった。

変わったというよりも基本的な流れだけでは、世界的な変化に抗することが出来なくなってきた。日本は変わっていない。

世界各国は、コロナ禍のバラマキから金融財政平常化へ舵を切った。

この状況で日本は「金融政策が詰んでいる」「財政はとおの昔に(潜在的には)破綻している」「人材が枯渇した」ということになっている。日本は変われない。

世界各国の金融財政政策に付いていけなくなった。いよいよ脱落して円安の底が抜けるかもしれない。

 

今回の円安も、いままで同じように「高齢者による狂気の預金(買い支え)」により切り抜けることが出来るだろうか?

 

もっとも「金融政策」「財政」は、ある意味『リセット』が出来る。

先々を考えると『人材が枯渇した』というところの問題が一番、深刻なのかもしれない。