下写真の、右が塗膜が劣化した状態、左が研磨した状態(コーティング未施工)です。
紫外線、酸性雨なども塗膜劣化(チョーキング)の大きな原因ですが、今回はワックスを一つの例に上げさせて頂き、ワックスは使い方を理解すれば決して悪いものではないんだ!ということを簡単ではありますがお話しようと思います。
ワックスもとてもよい艶が出て私も好きです。でも、チョットしたことを怠ると上の写真のように色あせの原因に繋がることもあります。(門型洗車機でも同様になるケースが多いです。) ワックスは商品にもよりますが1ヶ月程度の持続性で、再度ワックスを掛けて持続させていくのが一般的だと思いますが、効果が薄れてきた時におよその方は何もしないままワックスを再度掛けていると思います。
種類にもよりますが、ワックスには油分が含まれていて、ワックスの効果が、雨や洗車、通常劣化などでなくなったときに、塗装面上には油分だけが残ります。これをこのままにしておいて再度ワックスを重ねていくと、塗装を傷める原因に繋がることがあります。
以前良く聞きましたが、「ワックスをいつも丁寧に何年も塗り続け綺麗にしてきた車より、何もしていない車のほうが綺麗なときがある!」って(^_^;) こういった原因が油分が塗装に与えている悪影響なんです。油分(石油系溶剤)は、そのままにしておくと塗装を傷める原因になっちゃうんです。
じゃあどうすれば?ってことで、毎回とは言いませんが、定期的にその油分を除去してあげればよいのです。実際には研磨作業が確実でしょうが、そこまでするのではなく、油膜落し?みたいな商品をカー用品店でも売っていると思いますが、そういったものでもほとんどの場合研磨剤が含まれていますので、それを使いワックスの効果がなくなった時に残る残留物(老廃物?)の除去をしてあげれば良いと思います。同時に少なからず研磨ができて艶も向上しますしね(^・^♪)
それから、再度ワックスを掛けてあげるとワックスの効果を最大限に生かせることができます!ワックスは悪い商品ではありませんよ。私も好きですもん!今は仕事柄使ってませんけど、シュアラスターのマンハッタンゴールド?だったっけ!?愛用品でした♪当時(15年程前)の私の愛車の130クラウン^^;(黒)に毎週のように塗ってました。懐かしい・・(^。^)あの当時は雨が降っていても洗車してから出かけるほど洗車キチガイ(笑)でしたから(^^;)私もその時定期的にコンパウンド入りワックスで研磨していました♪
フッ素ポリマー系のよくある1年ポリマーだって同じです。1年したら再施工でプロ施工店に持っていきます。このときに1年間の汚れ、小傷などを除去しながら同時にポリマーの残留物(老廃物?)である油分も除去し、再度ポリマー加工を施します。
ワックスと、ポリマー加工の違いは、効果の持続性が長いか短いか?とポリマー加工(研磨)による光沢アップ!などが挙げられます。
ということから、ワックスも残留物の除去をしながらワックス掛けを楽しんでいくと、長期間愛車を輝かせることができますよ^^♪
そして、最後にガラス系コーティングと、ワックス・フッ素系1年ポリマーの違いですが、ガラス系コーティングは油分(石油系溶剤)を使用せずに硬質なガラス質で塗装を保護するため、定期的な残留物(老廃物)の除去をする必要がなくなります。さらに硬質なガラス質コーティングは長期間持続するため、1年に一回の再施工をする必要がなく、必要な場合、再施工の変わりに、ガラスコーティングを維持していくメンテナンスをしていきます。
ガラス系コーティングの中には、石油系溶剤を含んだ商品もありますが、これは施工後に揮発(蒸発)するので、ワックス・フッ素系1年ポリマーほど気にすることはないでしょう。
その中で、当店商品はVOCフリー(揮発性有機化合物を含まない)商品ですので、石油系溶剤を含んでおらず、長期間(数年)経過後も、塗装にやさしい安全な商品ですので、ご安心下さい。VOCフリーとは、簡単に言うと「100%無溶剤」ということです。上記でお話したワックス・フッ素系ポリマー・溶剤系ガラスコーティングとは、まったく違う「溶剤を含まない!」「塗装を傷めない!」というジャンルへの挑戦でもあります。
という感じで、「ワックス」
「フッ素系1年ポリマー」
「ガラス系コーティング」の流れを簡単に書いてみました。これがすべてではありませんが、値段の違いもこういった所をわかれば納得していただけるかなと思います。
それぞれが持つ光沢感など捨てがたいところもありますのでどれを選ぶかは、定期的な手間をどうするか(^^?)金額をどうするか(^^?)ですね!
夜の光の中では、私はガラス系コーティングが好きです(^_^!)透明な硬質なガラス質被膜への光の反射は、ガラス系コーティング特有の美しさがあるように思うのは私だけ(^。^?)
※今回は、わかりやすく記載するために、「フッ素系ポリマー」と書いていますが、ポリマー=1年ポリマー(フッ素系)ではありません。 ポリマーとは、「高分子」という意味ですので、ガラス系コーティングにも当てはまります。 差別化するためにガラス系コーティングに「ポリマー」という言葉を使わないケースが多いのが理由ですので、フッ素系1年ポリマーも「フッ素系1年コーティング」と言えます。 チョット気になってしまいましたので書いちゃいました(苦笑)