おおえ ひで, 篠原 勝之
八月がくるたびに

筆者が子供時代、この本が学級文庫の定番でした。
今は置いてあるのかなぁ…児童文学にも優れた作品が増えていますからね。

と言う訳で、やっっっっと梅雨が明けたあっ!と思ったらもう八月です。
八月と言ったら

お盆

帰省ラッシュ

そして

終戦記念日

ですね。

ちょうど我が家の超生物こと親が、小学校中学年くらいの頃の事です。
教科書に墨塗ってた小学生が、今や公共交通機関に無料で乗れるパスが出る年齢ですからねーショック!昭和は遠くなりにけり、です。

こんな事書いてる怪奇女も、すでにいいトシでありながら、もはや戦後ではなくなって大分経ってから生まれてる訳で、遠くなる記憶を風化させないようにと、TV各局も色々と工夫した特別編成を組んでいますよね。こういうのはずっと続いて行って欲しいもんです。

毎年よく見ているのは、CATVの『ヒストリーチャンネル』(HPはこちら→ )
さすが歴史ドキュメンタリーを扱っている局だけあって、力入ってます。
この局の場合『太平洋戦争』ではなく
『第二次世界大戦』としての視点で特集を組んでいるのが出色だと思います。
日本人のアタマだと、感覚的にどうしても太平洋の範囲を出ない事が多いのですが、世界大戦の中の太平洋戦争という位置づけで見られるのはいい意味での視点の転換でした。
さらに、毎年恒例のこれ。

映画『東京裁判』放送

これがすごいです。どんな映画かはこちらをどうぞ→
アメリカ国防総省が記録用に保管していた膨大なフィルムを日本の映画人が編集して作り上げた、ドキュメンタリー映画の傑作といって過言ではない作品です。
裁判の過程を追いながら、日本がどのようにして戦争に踏み込んで行ったかが克明に浮かび上がってくる様は、見るものを強く引き込んで行きます。
また、検察側と弁護側のやり取りも単に戦勝国の儀礼的な処理にとどまらず、息詰まるものがあります。

とはいえ。

この作品、とにかく長いビックリマーク

上映時間は、実に4時間37分。アバウト5時間です。
劇場公開当時、映画館がどんなに頑張っても一日二回上映するのが限度だった程。
それをノーカット一挙放送ですから。

恥ずかしながら、まだ全部通しで見たことがありません汗
ひと月のうちに何度か再放送があるので、それを見て頭の中でつなぎ合わせてようやく流れが見えている程度。
今年こそ、絶対5時間ぶっ通しで見るんだ!と思っているのですが。