• ぼくは、いまも。

• 記憶の隙間のエコール

• 朝になれば、消えてしまうでしょう。

• 生まれてくるとき交わした約束を、思い出すんだ。

• 解毒薬ください。

• そうだね。

• お母さんなんで持たせてくれなかったの。

• きみはぼくのヒカリ、すぐ隣に横たわる影こそがぼくというカタチ。

• 呪文がまだ、見つからない。

• この影が伸びて、きみに背に触れられればいいのに。

• 或いは落っことして、壊してしまおうか。

• あなたには、きこえているのでしょう？

• 明日は、ぼくにとってどんな色を映し出すの。

• 何も知らないまま、誰も変わらぬまま。

• ぼくの手の内を、きみに全部見せたいんだ。

• この手に、なにが残るのか。

• 透明な、音の世界。

• かたち、なぞるように。

• はるかな水辺へは、もう行かない。

• ありもしないものに、踊らされている。

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