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花万朶

美味しいもの…ときどき

なかなか予約の取れないという枕詞の
『草喰なかひがし』さんへ

今回も2階の(前回と違う方の)お座敷でした

お酒のお猪口は好きなものを選びます

ガラスの器にはアカザ(藜)←初見目

かつては食用の草であり、ビタミンも豊富らしい

手前のもぎ茄子に枝豆はめちゃうまラブラブ

後で気づいたのですが、どのお料理でも茄子が抜群においしかったですキラキラ


黄と緑のズッキーニの荏胡麻和え

香り良き荏胡麻がズッキーニにこんなに合うなんて…トッピングは荏胡麻の葉の細切り


白味噌椀

小ぶりのしじみ椀の中はじゃがいもをかつらむきにして(マジかっ!)年輪のようにぐるぐる巻いたものと生麩


鮎塩焼き(炭火)

こちらの蓼酢はとろみはなくサラッと系


鮎に添えられているのは月山筍と田中とうがらしにトマトペーストを詰めたイタリアン風

ししとうのような田中とうがらしはその名の通り左京区田中地区一帯で栽培され、その名で売られていたようです


七夕 鯉のお造り

2個のオクラの輪切りは彦星と織姫だそうです

見えにくいですが鯉のお造りはがっつりな量

鯛のように淡白ですっきりした鯉です


煮えばな

お米からご飯に変わる瞬間

アルデンテの食感で米粒のような形を残しながら炊き立てのご飯の香りがノスタルジックです

煮えばなは煮え花、煮え端…漢字はどちらだろう

煮え始めというならやはり端?


夏野菜 白味噌ソース

色とりどりの長方形にカットされたお野菜は短冊のイメージだそうです七夕

トッピングは葉山椒を茎ごと素揚げにしたものと茄子の皮の素揚げ(キクラゲみたい)


強肴 お代わり鮎

鹿肉と二択でしたが、この季節しか食べられないこのサイズの鮎はハズせない物申す

安曇川の鮎だそうですが、個体差なのか先に出た鮎とはまた味が違っておもしろい 

ふっくらした身に内臓のほろ苦い味が最高キラキラ

計4匹食べたけどまだ食べられる笑


あさかぜ胡瓜

古くから京都で栽培されていたあさかぜきゅうりは緑色が濃い西洋きゅうりと違って色が薄いのに食べると皮に爽やかな青臭さがあります

じゃこは紫蘇で色付けして美しい紫色


めざしとご飯


このめざし、焼き加減も完璧

左下はドーバー海峡のイギリスの塩、右下には山椒オイル


おこげ

山椒オイルを少しつけて食べます


お湯漬け(ニューヨーク=入浴)

辛めの大根おろしと梅肉


杏のコンポート

器の下には梶の葉

これは昔々短冊として使われた葉っぱ

葉っぱに墨で書かれた古式ゆかしい梶の葉の短冊は紙が気軽に出回るようになると色鮮やかな紙の短冊になってゆきます

梶の葉飾りとして残っていますが、七夕はすっかり笹だけのイメージになっていますね

かつて七夕前日に梶の葉を売る「かじ〜かじ〜」という声が京都の街に響いていたそうです


床の間に生けられたお花も素朴な味わいですね


今日は山鉾巡行…本格的に夏が来ますね〜ヒマワリ

鶏鉾のトラブルにびっくり

他の鉾が先に行く様や四条通をバックするレアな光景←ちなみに山鉾巡行は毎年エアコンの部屋でTVのLiveで観ます


気が早いですが、秋の摘草料理あたりも食べにきたいなぁ