![あじさい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/056.gif)
さっぱりと青梅
少〜し甘いんですコレ^ ^
水無月
夏越祓(なごしのはらえ )、6月30日に食べる「水無月」というお菓子をご存知でしょうか
水無月は白の外郎生地に小豆をのせ、三角形に包丁された菓子で水無月の上部にある小豆は邪気払い、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています←平安時代、もちろん天然の氷ですが氷室に保存なんて今の夏の暑さだと絶対無理ですよね!
その六月の代表的なお菓子を摸したお料理です
螢籠
青掻敷は梶の葉、サザエの器にはズイキ、ガラスの器にはサヨリの黄身和え、左手前はコーンとバチ子の天ぷら、右は八幡巻
籠越しに海老?と思った天ぷらはバチコ
なんてこった!?マジ感動しかない
サヨリの黄身和えもこの緑の物体はネギではなくオクラ…こんな細く切れる?粘りがあるのはこの種を取って極細オクラのせいらしい
鱧と新じゅんさいのお椀
茗荷の左の小さな白い粒は柚子の花
食べるとしっかりゆずの香りや苦味を感じられます
鱧を食べると…夏が来る
さ〜てコレなんでしょう??
なんと!アマテガレイの肝和え
エンガワもももももぉ〜
この肝ソースがめちゃくちゃクリーミー&美味すぎて器に残った肝ソース、勿体なすぎてパンくれーと叫びたかった
これは鱧ではなく…穴子の焼き霜
梅肉とわさびのコンビネーション最高
鰻寿司
食べてびっくり!鰻がとろけるぅ〜
米が固いと感じるほどの鰻がふわふわで確実に歯がなくても食べられます
蛸のやわらか煮
大きい足に間違いない蛸を食べながら、みんな蛸が高くなり過ぎてたこ焼きができないとボヤいてました(家でたこ焼きは関西あるある)
初夏の鮎 このサイズ感が最高
おいしそうなかわいい顔(頭から食べてごめんね)
小芋
新蓮根の蕪ではない蕪蒸し
中は蕪蒸しの王道、甘鯛です
渡り蟹
カニって…おいしすぎ
友人に甲殻類アレルギー(大人になってから発症)の人がいますが、甲殻類アレルギーになったら人生の7割くらい持っていかれるくらい私はカニや海老が大好きです
鱧雑炊
香の物の筍、茄子もうまっ
黒糖ゼリー
ほっこり黒糖
先月、体調不良で来れなかったのでめちゃくちゃ幸せでした
水無月(お菓子)で思い出したのですが、「光る君へ」観てますか?
越前でウニを食べる時、金属製のスプーン使っていて時代考証ミス?と言われてましたが、多分金属製スプーン(匙)はあった…と思う
ドラマにも出てくる清少納言の「枕草子」に削り氷といういわゆるかき氷なるものが出てくるのですが、甘葛の樹液(シロップ)をかけてかき氷を食べていたようです
その時に金属製のお椀を使っているという記述があるのです
氷室(天然冷凍庫)に保管されていた氷を宮中まで運び、道中溶けて小さくなった氷を削って作るかき氷をちゃーんと金属の器を使うとはよくわかってらっしゃる
ごくごく一部のもうホント限られた貴族だけの夏の楽しみ
余談ですが、なぜか室町以降「匙」は寺社仏閣を除いて宮中からも姿を消します
汁物をお椀に口をつけていただく日本において匙の必要性が薄れたのかもしれません
スプーンの復活は西洋文化の影響が少しずつ見られる江戸時代中頃になるようです
6月30日は水無月(和菓子)を食べる日
最近は抹茶や黒糖バージョン(左)もありますが、本来の「氷」をイメージするならやはり白(右)ですよね