最愛の息子が「脳腫瘍」と告げられたあの日の事は、一生忘れる事はないと思います。


全く予想していなかった病名である

「脳腫瘍」

主人が到着するまでの約1時間、

少しでも脳腫瘍について調べようと思いスマホ片手に検索。

手が震える…


脳腫瘍といっても種類が多すぎて、

何を見ても読んでも入ってこない…

頭が機能しない…

無知な私は、脳腫瘍=死…なんじゃないかと頭の中がぐるぐる。


1時間もあったのに、放心状態で何も考えられませんでした。息子を失ってしまったらどうしよう…と怖くて怖くて震えそうになりながらも、なぜか涙は出なかったんです。


そして、主人が到着。


先生は、再度MRI画像を見て 

丁寧に説明して下さいました。


腫瘍はかなり大きく、小脳を圧迫していて歩行障害や右斜頸が出ているとのこと。

画像を見る限り、悪性度の高いものではないと思う。手術でとりきれば、化学療法もしなくて元気になると思うとハッキリ言ってくれました。

県内で一番大きな病院に紹介状を書くから、明日すぐにでも受診してください。という内容でした。


今思えば、脳腫瘍の告知をしてくれたO先生は、本当に素晴らしかったんです。

その医師は、脳外科の先生ではなく小児科医です。ガン専門の小児科医でもありません。 


言葉を丁寧に選んで、終始優しい表情で

「大丈夫!」と言い切ってくれました。


その後、紹介先の病院では病理結果が出ていないので悪性度がわからず、「大丈夫」という言葉をかけてくれた医師は1人もいませんでした。もしかしたら悪性度が高い腫瘍かもしない。とも言われました。セカンドオピニオンをしてくれた違う病院の先生も、最初の診断で低グレードだと言われたと伝えたら、この画像だったら「僕だったら一番悪い腫瘍を疑う」とびっくりされてました。


違う医師から不安な言葉を聞くたびに、大丈夫と言ってくれたO先生の言葉を何度も何度も思い出し、先生のその言葉をお守りにしてきました。


最初に告知を受けたのがO先生じゃなかったら、まともな精神状態でいられなかったと思います。


病理検査の結果が出ていないのに、大丈夫!と言い切ってしまう先生の事を無責任だという人もきっといるだろう思いますが、人生で一番最悪な日。O先生からの告知で本当に救われたなあと思いました。私にとっては100点満点の告知でした。