ケンハモのタッチを改善する超カスタム!
我が家のケンハモのタッチがすごく良くなりました。 何をしたかというと……鍵盤の裏にパテ盛り。コレすごい!〇このカスタムをすることでどうなる?・鍵盤のタッチが軽くなり、速弾きがしやすくなります・若干音色が柔らかくなり、鍵盤を爪で叩いても音が鳴りにくくなります・パテを盛る分重くなります(150g程度)〇カスタムによる効果 このカスタムをするとタッチが軽くなって速弾きがしやすくなりますが、理由は・重くなることで押すための力が少なくて済むようになる・錘(おもり)が付くことでキーの動きに勢いが付き、押しやすく戻りにくくなる ということが考えられます。電子ピアノやキーボードでも鍵盤の中に錘を入れて動きをよくしているものがありますが、それと同じです。 音色の変化は、すごく丸くなるという程ではないですが若干の変化があります。また、キーそのものを爪で叩いても鳴りにくくなります。 ハモンド44の鍵盤全部にパテを盛って約150g重くなるというのは、りんご半分を楽器に乗せた位の重さになります。ショルダーストラップだとあまり気にならないかもしれませんが、ハンドストラップで持ってる方には重みになってくるかもしれませんね。 このカスタムは特に速弾きなどのテクニックを多用して演奏をしている方にお勧めです。キーに錘が付くことで押して戻ってくる時の跳ね返る力が少なくなるので、キーの指離れがよくなります。 ただタッチとかは感覚の世界なので、こうやって記事にしても伝わりにくいんですよね……実際にカスタムした楽器を触ってほしい所です。〇材料、必要なもの ・高密度エポキシパテ(今回はGSIクレオスの「エポパ PRO-H」を3セット使いました)・白色ワセリン※使ったエポキシパテは1個1,000円しますが家電量販店のホビーコーナーで売っていれば2割引き程度で安く買えます。※白色ワセリンは薬局で購入できます。 その他作業用のポリ手袋や埋め作業をするために便利なヘラになるものを用意してください。〇作業内容 やることはシンプルで、写真のようにフレームから外した白鍵と黒鍵の裏にエポキシパテを詰めていくだけです。ただ鍵盤数が量が多いので、ハモンド44だと大体3時間位かかります。37鍵モデルだともう少し早く出来ると思います。 エポキシパテは上写真右のような白と灰色(製品によってカラーは違います)の2つの粘土を混ぜ合わせてから数時間(エポパ高密度なら1~3時間)で硬くなり、最終的にはカチカチになる、というものです。これをそれぞれのキーの裏に埋めていきます。 白色ワセリンは指や手袋にに付けるとパテが手に付かなくなる他、パテと一緒に練り合わせることでパテが柔らかくなって作業がしやすくなります。化学反応で硬化するので安全のためポリ手袋をはめて作業します。 ただ盛る場所に注意が必要で、黒鍵だと鍵盤の動きの軸になる部分、白鍵だとそれに加えてフレームにある左右のガタつき防止のための突起を避けて盛らないといけません。またはみ出さないように盛ります。 盛ってから楽器に取り付けて、動作チェックと息漏れチェックをして、問題なければ完成です!〇余談 クレオスのエポパは取り扱っているお店が多くないので、より入手しやすいタミヤの高密度タイプがいいかもしれません(100gで1,480円なので2個買えば十分だと思います。ただ硬化に12時間かかります)。その他軽量タイプというものも各模型メーカーから出ていますが、軽いためタッチの変化は少ないと思います。 他にも造形用の粘土(石粉粘土とか)というのも安価でいいと思うんですが、プラスチックへの食いつきがあまり良くないので盛る→外す→接着というやり方になると思います。レジンアクセサリーなんかで使うUVレジンは、硬化しても毒性が残るらしいので息を使う楽器の内部に使うのは避けた方がいいと思います。エポキシパテも硬化中は演奏しないようにしましょう。ポール・ナカオ