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あべしんのブログ

京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。

皆さま、こんばんは(たぶん・・)!

昨日といい、今日といい、昼間は‘ぐ~ん’と気温が上がりましたね。おかげで、思わず上着を脱いで、腕捲りして歩いてました。
でも湿度が低いので、とても爽やかでしたね。
さて、いよいよ京都府でも「緊急事態宣言」の発出が要請されました。
「要請してから、政府が判断して、来週(??)から」──何を悠長なことを言ってるの?──全然「緊急」の意味が分からない、、、そんな、今日この頃ですが!

しかも、〘「まん延防止等重点措置」はいったい何だったのか?〙不明な庶民です。
でもこれから、さらに自粛を迫られる、不便な日常が来ることが予想されます。
命をまもるためには、仕方ないこと。

でもねえ~~。

さて──。
せっかくの前売券が《ひょっとしたら、また使えなくなる?》かも知れませんので、取り急ぎ行ってきました。
京都市京セラ美術館へ。

昨年、リニューアル・オープンしてから、なかなか訪れる機会がなかったのですが・・。

ついに!!

国立ベルリン・エジプト博物館所蔵『古代エジプト展 天地創造の神話』が、先週土曜日(17日)から始まりました。
副題が『天地創造の神話』となっています。

天地創造。
原初の海「ヌン」から、世界が始まり、創造神が誕生。
神々が生まれ、天空と大地が誕生し・・。

死後はどうなるのか?
この世の終わりは・・。

「天地の始まり」とか「死後の世界」とか、こちら(本邦=極東のくに)にも「神話」や「信仰」があり、何か共通する点も感じますが──。
やはり、エジプトと聞くだけで、ワクワク感が違いますね!

こっち(本邦)は、“歴史”がはっきりしているのは、たぶん古墳時代くらいからですから、たかだか「1500年」くらいですけど──。
あっち(エジプト)は、3000年、4000年、5000年と・・。
スケールが違います!

「エジプト」と聞くだけで、つい誘われてしまうのは!──私だけ?
でも、やっぱり面白かったですよ❗
展示の仕方も含め・・。

アヌビス神(のキャラクター)を案内役に、アニメーション映像で、古代エジプト神話が語られる趣向もありました。
「古代エジプト展」も、時代が経って、なかなか進化していましたね・・。

「写真撮影可🆗」でしたので、一部、展示物の紹介を──。

わが国の「ネコ🐈の歴史」は、遣唐使以後と言われていますが、さすが古代エジプトのネコの像。
でも、女神さまです。バステト女神座像(前610~前595頃)、青銅の像です。

古代エジプトの「母子像」は、小さな像でしたが、その姿が美しかったです。
ホルス神に授乳するイシス女神の小像(前664~前525頃、テーペ西岸)。
玉座に座るイシス女神が幼いホルス神を膝の上に抱き、授乳しているのだそうです。ファイアンスとありましたから、錫釉をかけた陶磁器です。

トゥトアンクアメン(ツタンカーメン)王の前で腰をかがめる廷臣たちのレリーフ(前1333~前1323頃、サッカラ)
最近のニュースで、「ルクソールのナイル川西岸で3400年以上前に造営された古代都市の遺構が出土した」ことが、話題になっていました。
スゴいことらしいです・・。
新王国時代最盛期とされるアメンホテプ3世や、その孫=少年王ツタンカーメンが統治した時代のものだとか・・。

アメンホテプ3世の子が、アクアエンアテン(アメンホテプ4世)です。
彼(アクアエンアテン)の統治のもと、「宗教改革」が行われ、文化・芸術的にも転機となった時代であることは有名です。
アクアエンアテンと少年王ツタンカーメンの父子に関するものと聞くだけで、ワクワク感が「半端ない」です。
因みに、このレリーフは、石灰岩です。見たら分かりますが、、。

これ(↑)、陽刻(浮き彫り)で立体的に表現されています。
次(↓)のもの〈陰刻(線彫り)〉と比べてもらってもいいですね!

もう1つ──。
石灰岩への彩色がキレイに残ります、王の書記ホリのステラ(=石碑)(前1126~前1125、アビュドス)

ヒエログリフ(エジプト文字)は、解読できますので、新王国時代、ラメセス8世の治世の時のものだと、ピンポイントで分かるそうです。それにしても、3000年以上前の彩色ですからね!!──それが解読できるなんて、何てスゴいんでしょう。

では、エジプトらしく!

ハトシェプスト女王あるいはトトメス3世のスフィンクス像頭部(前1479~1425頃)
ハトシェプスト女王は、夫·トトメス2世の死後、ファラオ(王)として戴冠。その後は、男性の王としての装いで表されたそうです。

同じく、ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)(前1479~前1458頃、テーペ西岸、硅化砂岩)
スフィンクス(人間の頭を持つライオン)の姿で表現されたこの女王像では、女王自身が神として表現されています。

後で(最後に)書きますが、大昔(!?)、エジプトを訪れました際、ハトシェプスト女王葬祭殿を見学したことが、とても心に残っています。
やっぱり、この名(ハトシェプスト女王)を聞くとつい、見入ってしまいます。

面白かったのは──。
創造の卵を持つスカラベとして表現された原初の神プタハ(前746~前655、石灰岩)
エジプトと言えば、スカラベですよね。フンを転がす姿が太陽を動かす姿と重なったのか・・。神さまが、人間の姿から昆虫の姿に変わり、朝に上空へ丸い太陽を持ち上げる太陽神として表現されているのだそうです。

さて、先ほどは、ハトシェプスト女王でしたが──。
古代エジプトで、“美人”と言えば、この人です。
ネフェルトイティ(ネフェルティティ)王妃あるいは王女メリトアテンの頭部(前1351~前1334頃)
硅化砂岩の像。
絶世の美女だそうです。そう思って見ると、何か気品が感じられますよね。エジプト美術の傑出した3彫像の一つとか・・。
自然で理想的な顔の形が入念に形成されています。

死後、天秤⚖️で心臓を計量し、マアトの羽と釣り合わない場合、怪物アメミトに心臓を食べられてしまい──。
心臓がマアトの羽と釣り合った死者は、オシリス神によってイアル野での再生を許可される。
古代エジプトの人々の「死生観」を描いたものが『死者の書』ですね。
「死後の審判」は外せない!

『死者の書』は、死後に必要な知識と呪文を挿絵により示したもので、死者が危険を逃れ、来世で生命が続くようにと神々に懇願するって際に役立つものとされています。

これ(↑)は──。
タレメチェンバテストの『死者の書』(前332~前246頃)です。
パビルスでしょ!!──何故、2300年前のものが、こんなにキレイに残るんでしょうね。

この展覧会のポスターやパンフレットを飾る!
デモティックの銘文のあるパレメチェシグのミイラ・マスク(前50~前100頃)
エジプトと言えば、ミイラですよね!
亜麻布、プラスター、ガラスで形作られています。部分的に金箔が貼られているのか、鍍金されているのかな・・。華美に装飾されたカツラを着用し、多数の守護神やその情緒的が描かれているそうです。

ミイラ·グッズをまだ──。
死者を描いたミイラの覆い布(前1~2世紀頃)
絵は、オシリス神像が中心になっています。左手には穀竿、右手には湾曲した力杖を持っています。
亜麻布に彩色。それにしても、布が二千年も何故残るの?
正倉院宝物の伎楽の衣装も相当やけど、それよりまだ800~900年前やしねぇ!

ネスコンスパケレドという名の女性のカルトナージュ棺(前756~前712頃、テーペ西岸)
カルトナージュやから、いわゆる“はりぼて”です。
カルトナージュ棺とは、ミイラを保護するための覆いです。死者の領域を毎日旅する太陽神に現世の日の出まで同行したいという死者の願望を暗示しているそうです。

王の書記サアセトの人型棺蓋(前1279~前1213、アシュート·サアセト墓)、こちらは、石です。
赤色花崗岩に彩色が施されています。
遺体の損傷を防ぐために、ミイラは石棺に納められました。石棺に施された装飾は、死者をさらに守ることを意図していました。

ミイラを覆う4点セットが、このようにコンパクトに展示されています。
ここでは、うまく表現できませんが、映像表現等も併せて、面白く(興味深く)展示されています。

100点以上の展示物をすべて、ここで紹介する訳には参りません。
国立ベルリン・エジプト博物館所蔵のコレクションから“選りすぐり”のものが来ているみたいですが、本当に素晴らしい展覧会です。

あと2ヶ月、もう1回来てもいいくらいです。

思い起こせば、私がまだまだ若い時──。
およそ30年前──。
エジプトに行きました。

カイロのエジプト考古学博物館(カイロ博物館)、ギザのピラミッド、ルクソールと王家の谷、アブシンベル神殿・・。
一通り、主な遺跡を見学しました。
それから、、。
地中海を渡って、カイロ(エジプト)入りした直後に、「イラク軍がクウェートに侵攻した」と言うニュースが入りました。現地の言葉は全く分からなかったので、詳しいことは知り得なかったのですが、「サウジ上空は飛行機が飛ばないので、あなた達、帰れないわよ!!」と脅されたオマケもついて・・。

あれから──。
先ほどちょっと言いました「古代都市の遺構が出土」の件も含め、たくさんの新発見が明らかになっています。
最高のものは!!
世界最古のパピルス『メレルの日誌』ですよね!
クフ王の大ピラミッド周辺の建設状況を伝えるもの。
4500年前のパピルスなんて、超ビックリやないですか!
エジプト考古学博物館の一室に展示されているそうですから、死ぬまでに、もう一度、行ってみたいです。

ああ、無理かなあ~~。
それなら、また別バージョンの古代エジプト展、京都に来いひんかなあ~~。大坂でも、神戸でも、名古屋でも、いいけど・・。

横道に逸れました。
岡崎界隈は、京都市京セラ美術館は、晴れたら最高のお散歩エリアになります。
庭園や東山、琵琶湖疏水を眺めながら、ベンチでお弁当を逃れ食べるのは、如何!?
あっ、感染症対策は、しっかり。宴会は、あきません!

それも併せて──。
この春、オススメの展覧会です。


★スミマセン・・。

オマケもオマケ。
この展覧会とは関係ありませんが──。
先日、京都文化博物館の特別展『よみがえる承久の乱 』を見に行ったのですが──。
その際にいただいたスタンプラリーの台紙を持って、市内4ヶ所を回ると、こんな(↑)缶バッジセットをいただきました。
3週間後になりましたが、市内移動のついでに回ってましたので・・(一応、ご報告)。