2016年11月12日(土)。
油小路の変から149年目であり150回忌に当たる今年
第1回甲子太郎忌が甲子太郎さんが絶命したと伝わる
本光寺にて行われました。
事前に、10:20より案内を開始すると聞いていたので
その時間あたりに本光寺へ行くと
もうすでに、本堂はたくさんの人でいっぱいでした!
私はTwitterでこの情報を知り
主催者様にもメールで問い合わせをしたりしていたんですが
大々的に告知されてないのにも関わらず
たくさんの人が法要に来られてるのを見て
「あ・・・御陵衛士のみんなも慕われているんだな・・・」と
改めて実感しました。
人の合間を縫って空いたところに座らせていただいたんですが
まるで親族が集まったような法要は初めてで緊張しました。
山南忌でも、お墓に行って手を合わせて
前川邸でお焼香、と言い方は悪いですが
流れ作業のような感じだったので
寧ろ、それが普通だと思っていたんですが・・・
10:30、時間通りに法要が始まり
ご住職がお経を唱えられてる中、順番にお焼香させていただきました。
油小路の変で討死した4名の名前が入ったお位牌。
(もちろん、法要後に撮ったものです。)
これを目の前で見てのお焼香。
思わず、背筋をビシッとなりました。
実際に149年前にこの場所で起きた事件を
想像でしか思いを馳せることはできませんが
こうして、4人一緒に並んだお名前を見ると
言葉では言い表せない気持ちになります。
滞りなく法要は終了し、ご住職さま、並びに
新選組同好会の(現代の)藤堂平助さん、主催者の紫(ゆかり)さまより
順番にご挨拶があったのですが
皆様の話を聞いていると、偶然が重なり、本当に不思議な縁で
この法要の開催に至ったんだと感じました。
ご住職が
この本光寺は甲子太郎さんとは何の縁もない。
あの事件のとき、このお寺の石碑の前で絶命された、
ただそれだけのことだ、と。
まさか、自分が甲子太郎さんの法要をつとめることになるとは
思ってもみなかったし
このような縁ができたことに感謝している
・・・と、おっしゃっていたのが印象的でした。
その後は、皆さんお写真を撮ったり和気あいあいとした雰囲気になり
私もご住職に挨拶させていただきましたが
本当に温かい方で、そんなご住職が法要してくださって嬉しく思いました。
その後、御朱印をもらうべく玄関で待っていたんですが
「おぜんざいを作ってるので、ぜひ食べていってください」
と声をかけていただき、最後まで残った約15名の方々と
おぜんざいをいただきました。
美味しかったー
みんなおかわりするから、私もおかわり(笑)
私は1人での参加だったのですが
隣に座った、女性2人組の方に声をかけていただき
話も弾んで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
最後に、主催者の紫さまとお話でき、またここでも話が弾む(笑)
メールで、「ぜひ声をかけてください」とあったので
思い切って声をかけた次第です
みんな本当に温かい。
居心地が良すぎて、帰るのが嫌になったほど。
絶命の碑に手を合わせたいのはもちろん
ご住職に会いたい、
そんな動機でここに来るのもありなのかなぁ・・・
来年はこれを活かしてまた頑張ります、と
おっしゃっていたので、来年の法要が楽しみです。
是非、今年だけといわず、大変だと思いますが
続けてほしいです
・・・・あの時代
日本を想う心はみんな一緒でした。
ただ、やり方が違っただけのこと。
「新選組」だから、「御陵衛士」だからというのではなく
弔うのは当然のこと
少なくとも私はそう思って
行ける範囲で慰霊祭には参加しています。
浅葱の羽織に恋して、3年。
褪せることない思いを胸に
今、自分にできることを常に考え
ブレることなく
少しでも、あの幕末の時代に生きた方々に
恥じぬよう精一杯楽しく生きていけたらいいなぁ
最後に今回購入した資料や冊子、そして限定の御朱印です。
通常の御朱印もいただきました
見たら、この御朱印を使うのも
なんと1年ぶり・・・・・・
長くなりましたが、ここまで読んでいただき
ありがとうございましたm(_ _ )m