昨夜、読み終わった
家近良樹さんの『江戸幕府崩壊』。





この本で
今年に入って読んだ本
10冊目になりましたきらきら!!
(時代小説も含みますが)


自分で言うのも何だけど
学生の頃でも
こんなに短期間に
10冊も読んだことないジーッ汗




今回は、『一会桑政権』について
もうちょい詳しく知りたい、と
思って買った本でした。

※一会桑…徳川慶喜(禁裏御守衛総督、一橋徳川家当主)
松平容保(京都守護職・会津藩主)
松平定敬(京都所司代・桑名藩主)
の三者により
構成されたといわれる体制。




でも、読み終わって思うのは
今まで自分の中になった
幕末の歴史が大きく変わるなーと。


薩長同盟
大政奉還、
王政復古の大号令(クーデター)


私は全て「討幕」に向けて
行われたものだと思っていたんですが
そうではなく
「討つ」対象だったのは幕府ではなく
会津藩・桑名藩であったこと。
会津戦争は、戊辰戦争の中でも
特に悲惨だったのは有名です。
この本を読むと、幕府そのものではなく
特に会津藩を叩き潰すのが
本来の目的だったそうな。


会桑両藩の動向はもちろんだけど
西郷隆盛、大久保利通の書簡を基に
理論を展開されていて
ものすごい説得力がありました。



そして、鳥羽伏見の戦い直前までは
旧幕府軍側がかなり有利であったそうで
京都に進軍する際
ちゃんと準備万端であったなら
きっと西郷さんたちが
思い描いていたようなシナリオには
ならなかったのでは?

ということが、この本を読むと
すごく理解できます。


京都に進軍する際の準備ミスは
徳川慶喜にとって人生最大のミスだと
書いておられました汗


きっと戊辰戦争は旧幕府軍の
勝利で終わっていた可能性大ちーん

歴史に「もしも」はないけど
色々、考えてしまう。



ただ、歴史というものは
時に勝手なもので

いえば新政府軍が勝利したことによって
幕末における歴史そのものが
薩長をはじめとする西南雄藩以外
語るに値しないとされてしまい
敗者側の歴史は抹殺された状態になり
かなりいびつなものになってしまったこと。

敗者には敗者の言い分があるはずなのに
西南雄藩に都合のいい
勝者一辺倒の歴史になってしまった。


と、いうことを
筆者が最初と最後に書かれています。


納得ちーん汗


その部分は、新選組側にいたら
よくわかる(笑)


本を読みながら
こういう政治史の中に
新選組がいたんだなぁ・・・と
改めて思いました。

今まで、『新選組』を通して
見てきた部分が多いんだけど
幕末の歴史は、本当に奥が深いです。

文面もとても読みやすかったし
この時代の全体の背景を見ると
それぞれの歴史が
また面白くなるんじゃないでしょうか。


新選組ももちろんだけど
大河の『花燃ゆ』とか(笑)





さぁ、今日の午後は地域委員の仕事で
学校に行かなければaya


最近、思いっきり総司さん切れだったので←
総司さんが主役のマンガを
ポチったんだけど(古本で)
今日、届くかなぁaya


 


この2冊なんだけど
前から気になってて
ちょっと息抜きにポチりましたイシシシシ


面白いといいなぁ(笑)