新選組検定を受ける上で
本をたくさん読まなければ!
と思い、手当り次第、本を買って
読んでいく中で
ふと、当たり前の疑問が浮上しました。
・・・ちょっと待った。
新選組関連の本を読みあさるのはいいけど
まずは、「新選組」って言ったら
どんな本を読めば
より史実を知れるんだろう?
っていう部分でした。
新選組関連の本はたくさんありすぎて
筆者によって書き方も様々です。
そして、色々検索していく中で
憶測や私情は一切排除し
良質な史料を使い書かれた本、ということで
辿り着いたのが

○宮地正人さんの
『歴史のなかの新選組』
○松浦玲さんの
『新選組』
この2冊でした。
松浦玲さんの『新選組』は
以前、読んだけど
この2冊が共通してるのが
近藤さんの書簡があまり扱われていないことに
疑問を感じてらっしゃる点です。
以前、私も
「近藤勇の書簡にこそ
新選組の歴史が隠れているのに・・・」
という感じのことを
聞いたことがありました。
そして、今回読んだこちら。

前にも書いたけど「新選組史論」って
言われてるだけあって
今まで読んだ中で一番難しかった
でも、難しいけど夢中になれる本でした。
っていうのも
よく言われている
“勤王対佐幕”とか“薩長対幕府”
っていう図式ではなくて
“一会桑政権”との関係に注目している
のが私の中では大きかった。
その関係に注目することで
「幕府の手先」だの「幕府の犬」と
言われがちな新選組を
幕末の政治の中で正確に位置づけされていました。
要は単なる剣客集団ではなく
ちゃんと時代に必要とされた
集団だった
って、改めて思った(笑)
なので、新選組、ていう枠ではなく
『一会桑政権』に目を向ける
必要がある、と思ったわけです
あと、時代小説とか二次元で描かれる
新選組を一切排除されて
いわば「歴史学」としての
新選組がこの本に収められています。
これこそ、「勉強」のための本かも(・・;)
ただ、この2冊は
時系列に沿って書かれてるわけではないので
ある程度、新選組の歴史の流れが
頭に入ってないと
混乱してしまうんじゃないかなぁ
でも、もし新選組を知りたいなら
最初に読んだ方がいいかも
ちなみにこの『歴史のなかの新選組』は
近藤さんが斬首されたところで
終わっています。
というのも、その後
会津、蝦夷と北上していく中で
「新選組」という名前は続いていくものの
京で活躍していた「新選組」とは
全く別物に変わっていくため
それ以上は追及されていません。
(土方さんも、ずっと
新選組の副長っていうイメージがあるけど
土方さんが直接、新選組を指揮することは
無くなっていくので)
そして、筆者は近藤さんの助命に失敗した
土方さんにたいして、こう書かれています。
創立時の同志山南敬助を切腹させ
藤堂平助を斬殺し
永倉新八・原田左之助と対立してつき放ち
そして兄事し師事した近藤勇を死なせてしまったからには
何の面目があって故郷の多摩に帰ることができようか。
・・・す、すげー・・・
そして、新政府軍と闘いぬく中で
死に場所を見つけることが
土方さんに残された、ただ一つの道だと。
土方さんにあっては
「滅亡」は「美学」となる。
そう書かれていました
最後まで
頑なに降伏を拒んでいた土方さん。
・・・もしかしたら
そんな思いがあったのかと思うと
涙が出たよ・・・。
あ~~~・・・でも
こういう本が
新選組検定の公認参考書に
推薦されてたらな~・・・って
少なからず思ってしまいました
そして、今日は
この本が届く予定

『一会桑』に関しての本は
色々探してみたけど
筆者の家近さんが
幕末史の研究者として著名な方の一人
ということで
レビューも含めて、これに決定
そして、11日に出る新刊も

表紙が素敵
これは中村先生のTwitterで
発売を知りました(笑)
私はAmazonでポチったので
届くのが来週になるんですが
とても楽しみ
いつもより増して
長くなっちゃったけど
いつも最後までお付き合い
ありがとうございます。
本をたくさん読まなければ!
と思い、手当り次第、本を買って
読んでいく中で
ふと、当たり前の疑問が浮上しました。
・・・ちょっと待った。
新選組関連の本を読みあさるのはいいけど
まずは、「新選組」って言ったら
どんな本を読めば
より史実を知れるんだろう?
っていう部分でした。
新選組関連の本はたくさんありすぎて
筆者によって書き方も様々です。
そして、色々検索していく中で
憶測や私情は一切排除し
良質な史料を使い書かれた本、ということで
辿り着いたのが

○宮地正人さんの
『歴史のなかの新選組』
○松浦玲さんの
『新選組』
この2冊でした。
松浦玲さんの『新選組』は
以前、読んだけど
この2冊が共通してるのが
近藤さんの書簡があまり扱われていないことに
疑問を感じてらっしゃる点です。
以前、私も
「近藤勇の書簡にこそ
新選組の歴史が隠れているのに・・・」
という感じのことを
聞いたことがありました。
そして、今回読んだこちら。

前にも書いたけど「新選組史論」って
言われてるだけあって
今まで読んだ中で一番難しかった

でも、難しいけど夢中になれる本でした。
っていうのも
よく言われている
“勤王対佐幕”とか“薩長対幕府”
っていう図式ではなくて
“一会桑政権”との関係に注目している
のが私の中では大きかった。
その関係に注目することで
「幕府の手先」だの「幕府の犬」と
言われがちな新選組を
幕末の政治の中で正確に位置づけされていました。
要は単なる剣客集団ではなく
ちゃんと時代に必要とされた
集団だった
って、改めて思った(笑)
なので、新選組、ていう枠ではなく
『一会桑政権』に目を向ける
必要がある、と思ったわけです

あと、時代小説とか二次元で描かれる
新選組を一切排除されて
いわば「歴史学」としての
新選組がこの本に収められています。
これこそ、「勉強」のための本かも(・・;)
ただ、この2冊は
時系列に沿って書かれてるわけではないので
ある程度、新選組の歴史の流れが
頭に入ってないと
混乱してしまうんじゃないかなぁ

でも、もし新選組を知りたいなら
最初に読んだ方がいいかも

ちなみにこの『歴史のなかの新選組』は
近藤さんが斬首されたところで
終わっています。
というのも、その後
会津、蝦夷と北上していく中で
「新選組」という名前は続いていくものの
京で活躍していた「新選組」とは
全く別物に変わっていくため
それ以上は追及されていません。
(土方さんも、ずっと
新選組の副長っていうイメージがあるけど
土方さんが直接、新選組を指揮することは
無くなっていくので)
そして、筆者は近藤さんの助命に失敗した
土方さんにたいして、こう書かれています。
創立時の同志山南敬助を切腹させ
藤堂平助を斬殺し
永倉新八・原田左之助と対立してつき放ち
そして兄事し師事した近藤勇を死なせてしまったからには
何の面目があって故郷の多摩に帰ることができようか。
・・・す、すげー・・・

そして、新政府軍と闘いぬく中で
死に場所を見つけることが
土方さんに残された、ただ一つの道だと。
土方さんにあっては
「滅亡」は「美学」となる。
そう書かれていました

最後まで
頑なに降伏を拒んでいた土方さん。
・・・もしかしたら
そんな思いがあったのかと思うと
涙が出たよ・・・。
あ~~~・・・でも
こういう本が
新選組検定の公認参考書に
推薦されてたらな~・・・って
少なからず思ってしまいました

そして、今日は
この本が届く予定


『一会桑』に関しての本は
色々探してみたけど
筆者の家近さんが
幕末史の研究者として著名な方の一人
ということで
レビューも含めて、これに決定

そして、11日に出る新刊も


表紙が素敵

これは中村先生のTwitterで
発売を知りました(笑)
私はAmazonでポチったので
届くのが来週になるんですが
とても楽しみ

いつもより増して
長くなっちゃったけど
いつも最後までお付き合い
ありがとうございます。