新選組検定の
公式参考書とされている
『いっきにわかる新選組』。
これは私が大好きな辻本くんが
沖田総司で出演してる
『新選組血風録』の時代考証を
されている
山村竜也さんが書かれた本です。

公認参考書ということで
読んでみたんですが・・・。
う~~ん・・・
正直なところ、これが
検定の公認参考書っていうことが
ちょっとガッカリでした。
先にこの本の「いいな」って
思った部分から話すと
かなり読みやすいです
難しい言葉も
そんなに使われていないし
時系列に沿って書かれているし
新選組の入門書、としては
いい感じで読み進めて
いけるのではないでしょうか。
私も、今まで色んな本を読んできて
ちょっと頭の整理にもなりました。
ですが、本当にごめんなさい。
辻本くんが出演したドラマの
時代考証をされた方なので
あまり悪く言いたくないんですが
(辻本くんも慕っている人なので)
私はあまりおススメしません
理由は私なりにちゃんとあるんです。
ただ、私は学者でも
評論家でもありません。
今まで、色んな講座に参加したり
(講座や史跡巡りは京都に限りますが)
色んな本を読んで得た知識から
疑問に思った点を
復習も兼ねて書き留めておきたいので
本当に長くなります
あと「素人が何言ってんだ!」
って思われる方は
ブラウザバックしてください
では、いきます
まず、一番最初に「あれ?」と
思ったのは
池田屋事件で総司さんが喀血したと
書かれている点です。
ドラマでは定番なこの出来事ですが
前にも書いたけど
喀血が起きてからの余命は1年。
ここで喀血してしまうと
その後の4年が生きられないことが
わかっています。
総司さんは、途中で離脱してるのは
間違いないですが
もうこんな風に書かれてる本は
ほとんどないと思ってたので
断言されてるのに驚きました。
次に、新選組の本には必ず出てくる
「明保野亭事件」が全く出てこない点。
この事件は池田屋事件の5日後に起きた
いわば、勘違いが引き起こした事件です。
詳しく書くと長くなるので
今は省略しますが
この事件の責任を負って
会津藩士の柴司(しばつかさ)が
切腹しています。
新選組も関わってる事件なのに
この本ではいきなり
禁門の変に飛んでました(-"-;A
ページ数の関係でしょうか
そして・・・
一番、私が「え
」と思ったのが
これも総司さん関連なんだけど(笑)
新選組は慶応元年3月に屯所を壬生から
西本願寺に移しています。
その際、松本良順先生が屯所に来て
健康診断をされています。
その時の記録(カルテのようなもの)に
「肺結核1名」
と書かれているのが、わかっているんですが
それを総司さんだと断言されているのに
めちゃ驚きました
ていうか・・・
そんな風に、この時の「肺結核」の
患者が総司さんだと言っているのは
この本だけです
この時代、レントゲンなんてないし
診察方法と言えば
触診して、耳を胸に直接当てるといったもの。
しかも、肺結核特有の
肺に空洞ができたような音が聞こえた場合
かなりの末期症状だと言われています。
実際、総司さんはその後
酒井兵庫、浅野薫と言った
脱走した隊士を斬った、とされています。
(確実は史料はないんですが・・・)
それに、慶応元年に近藤さんが広島に出張する際
総司さんに「天然理心流五代目宗家を総司さんに譲る」と
手紙に書いています。
それから考えても
この時の「肺結核」の患者が
総司さんだとは思えないし
一体、何を根拠にそう断言されてるのか
知りたいです・・・(・・;)
そういった部分で
これが公認参考書とされてるのに
ちょっと疑問を感じています
そう思うと、検定自体も
微妙な感じになってきたなぁ
もう、申し込んだので
ちゃんと受けますが・・・
受けるからには
ちゃんと全力を尽くしますー。
めちゃ長くなりましたが
これはあくまで
私自身の見解です・・・
この本は10年くらい前に
出版されたものに加筆して
2011年に再出版されているので
さほど古いものでもないと思うんですが・・・。
読みながら結構モヤモヤしてたので
書いてすっきりしました
だらだらと書いたけど
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます

公式参考書とされている
『いっきにわかる新選組』。
これは私が大好きな辻本くんが
沖田総司で出演してる
『新選組血風録』の時代考証を
されている
山村竜也さんが書かれた本です。

公認参考書ということで
読んでみたんですが・・・。
う~~ん・・・
正直なところ、これが
検定の公認参考書っていうことが
ちょっとガッカリでした。
先にこの本の「いいな」って
思った部分から話すと
かなり読みやすいです

難しい言葉も
そんなに使われていないし
時系列に沿って書かれているし
新選組の入門書、としては
いい感じで読み進めて
いけるのではないでしょうか。
私も、今まで色んな本を読んできて
ちょっと頭の整理にもなりました。
ですが、本当にごめんなさい。
辻本くんが出演したドラマの
時代考証をされた方なので
あまり悪く言いたくないんですが
(辻本くんも慕っている人なので)
私はあまりおススメしません

理由は私なりにちゃんとあるんです。
ただ、私は学者でも
評論家でもありません。
今まで、色んな講座に参加したり
(講座や史跡巡りは京都に限りますが)
色んな本を読んで得た知識から
疑問に思った点を
復習も兼ねて書き留めておきたいので
本当に長くなります

あと「素人が何言ってんだ!」
って思われる方は
ブラウザバックしてください

では、いきます

まず、一番最初に「あれ?」と
思ったのは
池田屋事件で総司さんが喀血したと
書かれている点です。
ドラマでは定番なこの出来事ですが
前にも書いたけど
喀血が起きてからの余命は1年。
ここで喀血してしまうと
その後の4年が生きられないことが
わかっています。
総司さんは、途中で離脱してるのは
間違いないですが
もうこんな風に書かれてる本は
ほとんどないと思ってたので
断言されてるのに驚きました。
次に、新選組の本には必ず出てくる
「明保野亭事件」が全く出てこない点。
この事件は池田屋事件の5日後に起きた
いわば、勘違いが引き起こした事件です。
詳しく書くと長くなるので
今は省略しますが
この事件の責任を負って
会津藩士の柴司(しばつかさ)が
切腹しています。
新選組も関わってる事件なのに
この本ではいきなり
禁門の変に飛んでました(-"-;A
ページ数の関係でしょうか

そして・・・
一番、私が「え

これも総司さん関連なんだけど(笑)
新選組は慶応元年3月に屯所を壬生から
西本願寺に移しています。
その際、松本良順先生が屯所に来て
健康診断をされています。
その時の記録(カルテのようなもの)に
「肺結核1名」
と書かれているのが、わかっているんですが
それを総司さんだと断言されているのに
めちゃ驚きました

ていうか・・・
そんな風に、この時の「肺結核」の
患者が総司さんだと言っているのは
この本だけです

この時代、レントゲンなんてないし
診察方法と言えば
触診して、耳を胸に直接当てるといったもの。
しかも、肺結核特有の
肺に空洞ができたような音が聞こえた場合
かなりの末期症状だと言われています。
実際、総司さんはその後
酒井兵庫、浅野薫と言った
脱走した隊士を斬った、とされています。
(確実は史料はないんですが・・・)
それに、慶応元年に近藤さんが広島に出張する際
総司さんに「天然理心流五代目宗家を総司さんに譲る」と
手紙に書いています。
それから考えても
この時の「肺結核」の患者が
総司さんだとは思えないし
一体、何を根拠にそう断言されてるのか
知りたいです・・・(・・;)
そういった部分で
これが公認参考書とされてるのに
ちょっと疑問を感じています

そう思うと、検定自体も
微妙な感じになってきたなぁ

もう、申し込んだので
ちゃんと受けますが・・・

受けるからには
ちゃんと全力を尽くしますー。
めちゃ長くなりましたが
これはあくまで
私自身の見解です・・・

この本は10年くらい前に
出版されたものに加筆して
2011年に再出版されているので
さほど古いものでもないと思うんですが・・・。
読みながら結構モヤモヤしてたので
書いてすっきりしました

だらだらと書いたけど
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます

