読み終わったあと
泣いてしまった、この本。





永倉さんの『新撰組顛末記』。


私・・・この本はもっと分厚い
イメージがあったので
思ったより薄い本だったのが意外でした苦笑

この本をすでに持ってる歴友ちゃんに
「何ページやった?」って
思わず聞いてしまったよ(笑)

もちろん、この本で合ってましたがガーン!!



これは永倉さんが亡くなる2年ほど前に
当時、住んでらした小樽の新聞記者が
永倉さんに取材し、新聞に掲載されたものが
基になっている本です。

晩年に書かれたものなので
多少の記憶違いや
記者の加筆もあったりして
ちょっと違ってる部分もあるんだけど
他の本にはない、「重み」を
ひしひしと感じる1冊だったと思います。


特に池田屋事件の部分は
その場にいたものしかわからない
あの緊迫感とか・・・
それは他の歴史書にはないんじゃないかな。


でも、ある程度新選組の知識がないと
ちょっとわからないかなぁ・・・っていう
部分はあるものの
この時代の流れが頭にあるなら
問題ないと思います。



「あとがき」で子孫の方が


この本は”何を誇りにして生きているか”と
現代の読者に問いかける。



と書かれていましたが
まさしくその通りだと思いました。


この本に掲載されている
「同志連名記」には
新選組隊士の名前が
ずらーっと書かれています。

その名前に目を通しながら
思わず涙がポロポロ・・・涙涙


色んな時代の重みを感じました。




桜 桜 桜




新選組検定を受けることを決めてから
本を読む時間が増えたと同時に
ネットでも色んなものを目にします。


色んな人が新選組検定を受けるのは
すごくいいと思うけど


「薄桜鬼やっていれば受かるよ」
「ゲームやり直したから受かる」



っていうのを見ると
すごく疑問を感じてしまいます。


あと、昨日の山南忌に
薄桜鬼の斎藤さんの痛バックを
持っていた人がいたと
知ったときは、正直、ため息がでましたaya




私も薄桜鬼大好きだけど

なんだろうな、この違和感。




知ったときは
ちょっとイラッときたし
自分の中で消化すればいい
と思ってたけど
この本を読み終わったら
やっぱ無理だったジーッ



私も薄桜鬼は好きです。
このアニメは本当にうまくできてると思います。



でも、『薄桜鬼』のアニメやゲームを

全て制覇したからと言って

新選組の全てを知ったと思うのは

ちょっと違うと思うんです。

(合格者特典が薄桜鬼のカードっていうのも
1つの原因なのかもしれないけど・・・)



その方が何級を受けるのか知りませんが
『薄桜鬼』だけしか興味ないのなら
新選組検定じゃなくて
それこそ「薄桜鬼検定」だけでよくないですかね?


私、二次元と史実を
混合するのが好きではないので
そういうのって
ちょっと理解しがたいというか・・・aya



色々書いたけど、私もまだまだ勉強中。



新選組の歴史は

そんな軽いものじゃないです。



それはここ最近、本当に改めて思う。




・・・まぁ、「だから、何?」って話なんだけどね・・・フッ



読んでくださって、ありがとうはーい