先週読み終わった『輪違屋糸里』。

上巻と下巻、読み終わるのに
何年ごしなんだか
なんというか
『壬生義士伝』が男性向きだとするなら
この『輪違屋糸里』は女性向きの
時代小説だと思いました。
・輪違屋の糸里さん。
・桔梗屋の吉栄さん。
・菱屋の妾のお梅さん。
(最近の研究では
妾ではなく菱屋さんの遠い親戚の
娘さんだとわかったそうですが)
・前川邸のお勝さん。
・八木邸のおまささん。
色んな女性が登場します。
全て、史実でも登場される方です。
そんな女性側から観た
もうひとつの新撰組って感じでしょうか。
この時代に生きた女性の
「女の強さ」をものすごく感じたし
同じ女だからこそわかる部分があって
ちょっと泣いてしまった場面も
(特に最後の場面(ノ_-。))
これは浪士組結成から
芹沢さんの暗殺までが描かれています。
ただ・・・
これは私の個人的な好みになるんだけど
浅田次郎の描く総司さんは
私の中のイメージと
ちょっと違うんですよね
『壬生義士伝』のときも思ったんだけど
ここの総司さんも
な~~んか違う
一人称が「私」じゃなくて「己」(笑)
しかも、外面はいいけど
結構性格悪そうな感じだったり・・・。
芹沢さんが暗殺の時点で喀血してるし

この時期に喀血したら
池田屋事件のときには亡くなってるのでは
土方さんに至っては
芹沢さんを粛清したあと
新撰組を抜けて
糸里さんと夫婦になろうとしていたし
創作だし、全然いいんだけど
「おいおい・・・」って思っちゃった
今の大河の『花燃ゆ』もそうなんだけど
ドラマや小説には
必ず「創作」の部分が入ります。
それはいいことだと思うんです。
「創作」の部分を加えることで
その出来事がどれほど重要なことだったのか
或は、悲しい出来事だったのかが
現代にもわかりやすく伝える手段だと思うし
悪いことだとは思わないんだけど
あまりに作りすぎてると
逆にしらけてしまうというか・・・。
「えーーーー!」ってなったりする
あと、この小説は
実際に壬生の屯所や
島原に行かれたことのある方は
その場面が想像できて
また違った楽しみ方ができるかと思います。
総司さんが芹沢さん暗殺の当日に
角屋のあの松の間に向かう場面は
実際にこの目で見た角屋が
頭に浮かんで、ゾクゾクしました
(笑)
あの広間!
あの廊下!!
みたいな
原作を読み終わったので
ドラマの方を観ようと思ったら
この『輪違屋糸里』は
DVD化されてなかったんですね
んーーー残念・・・

上巻と下巻、読み終わるのに
何年ごしなんだか

なんというか
『壬生義士伝』が男性向きだとするなら
この『輪違屋糸里』は女性向きの
時代小説だと思いました。
・輪違屋の糸里さん。
・桔梗屋の吉栄さん。
・菱屋の妾のお梅さん。
(最近の研究では
妾ではなく菱屋さんの遠い親戚の
娘さんだとわかったそうですが)
・前川邸のお勝さん。
・八木邸のおまささん。
色んな女性が登場します。
全て、史実でも登場される方です。
そんな女性側から観た
もうひとつの新撰組って感じでしょうか。
この時代に生きた女性の
「女の強さ」をものすごく感じたし
同じ女だからこそわかる部分があって
ちょっと泣いてしまった場面も

(特に最後の場面(ノ_-。))
これは浪士組結成から
芹沢さんの暗殺までが描かれています。
ただ・・・
これは私の個人的な好みになるんだけど
浅田次郎の描く総司さんは
私の中のイメージと
ちょっと違うんですよね

『壬生義士伝』のときも思ったんだけど
ここの総司さんも
な~~んか違う

一人称が「私」じゃなくて「己」(笑)
しかも、外面はいいけど
結構性格悪そうな感じだったり・・・。
芹沢さんが暗殺の時点で喀血してるし


この時期に喀血したら
池田屋事件のときには亡くなってるのでは

土方さんに至っては
芹沢さんを粛清したあと
新撰組を抜けて
糸里さんと夫婦になろうとしていたし

創作だし、全然いいんだけど
「おいおい・・・」って思っちゃった

今の大河の『花燃ゆ』もそうなんだけど
ドラマや小説には
必ず「創作」の部分が入ります。
それはいいことだと思うんです。
「創作」の部分を加えることで
その出来事がどれほど重要なことだったのか
或は、悲しい出来事だったのかが
現代にもわかりやすく伝える手段だと思うし
悪いことだとは思わないんだけど
あまりに作りすぎてると
逆にしらけてしまうというか・・・。
「えーーーー!」ってなったりする

あと、この小説は
実際に壬生の屯所や
島原に行かれたことのある方は
その場面が想像できて
また違った楽しみ方ができるかと思います。
総司さんが芹沢さん暗殺の当日に
角屋のあの松の間に向かう場面は
実際にこの目で見た角屋が
頭に浮かんで、ゾクゾクしました

あの広間!
あの廊下!!
みたいな

原作を読み終わったので
ドラマの方を観ようと思ったら
この『輪違屋糸里』は
DVD化されてなかったんですね

んーーー残念・・・
