数日前から観始めた『白虎隊』。

以前、ここで白虎隊の乙女ゲーを記事にしましたが

それを本格的にする前に

少しでも彼らの歴史を頭に入れなければ・・・と思いレンタルしました。









今回観たのは山Pが主演の

2007年の新春ドラマスペシャルで

2日間(第一夜・第二夜)にわたって放送されたものです。

(私、勘違いしてて昨年のが山Pだと思ってました(・・;))

・・・観ていて見覚えのあるシーンが
いくつか出てきたので、たぶんこれは当時観てたかも。。。( ̄ー ̄;



私は『八重の桜』を観ていないので

これが初めての会津の歴史になります。




【白虎隊】



慶応4年(1868年)の鳥羽伏見の戦い後
会津藩では軍制をフランス式に変え
精神論ではなく戦力に重きをおいて
玄武隊、青龍隊、朱雀隊、白虎隊の
年齢による組織に改め、力を注いでいました。

当時、会津藩の男子は
10歳になると藩校日新館に入学するきまりになっており
白虎隊の隊士達は
この日新館で学んだ16から17歳の少年達で編成されていました。

当初は、朱雀隊を主力として第1線に配置し
それに続く青龍隊に国境を護らせ、玄武隊、白虎隊、幼少隊は
その予備に廻るという布陣でありました。
したがって、白虎隊は実際の戦闘に出る予定はなく
主に城中の警護にあたっていました。
しかし、戊辰戦争が始まり、戦場が会津に移ることで
藩主松平容保は、白虎隊に出陣命令を下しました。
一方、日新館は、戊辰戦争の激化に伴い閉鎖となり
臨時病院として使用されるようになりました。
その後、戸ノ口原の戦いに敗れた白虎士中二番隊は
炎に包まれた鶴ヶ城を眺めながら、飯盛山で壮絶な最期を遂げました。

優秀な人材を失ったこの悲劇は
時を越え今の世に戦争の空しさと教育のあり方を伝えています。

日新館HPより)








まさに幕末の悲劇を観た・・・(T_T)


特に第二夜は、涙が止まらず。。。




新政府軍と旧幕府軍。


『薄桜鬼』がきっかけで幕末の歴史を

私なりに学んできました。


どちらが正しいとか、間違ってるとか

そんなことを言うつもりはないけど


ここまで、しなくちゃいけなかったんだろうか・・・


そんな思いが込み上げてきます。


白虎隊が飯盛山で壮絶な最期を迎えたことは

悲劇のほんの序章にすぎなかったとか。

薩摩や土佐藩率いる新政府軍は「敵を許す」という考えがなく

女性、子ども構わず、片っ端から惨殺・・・。

まさに地獄絵図ともいえる光景が広がっていたそうです。



確かに、今の日本があるのは

新政府軍が勝利し、日本を導いたからだと思います。


ですが、白虎隊のように何の罪もない命の上に

成り立っていることを忘れてはいけないと思いました。



以前、記事にしたこのゲーム。





この声優さんの中で、山口県出身の方がいらっしゃいます。

その方のインタビューで、こんなのがありました。


僕は山口県の長州出身なので
このお話が来たときは
「会津藩と敵対していたところなんだけど、いいのかな!?」
とちょっと思いました(笑)。
俺らの代はそんな気にしていないんだけど、
ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん世代に遡ると
いざこざみたいなのがあるみたいです。
なので昔「福島と山口は、長州と会津で仲が悪いんよ」って
聞かされたことはあります。



この意味が、なんとなくわかりました。

もちろん、こういうドラマは創作部分もあり

全てが史実だと思っていません。


だけど、そういう恨みな部分を伝えていくのではなく

これからは、この時代に生きた人たちの思いや志を

伝えていく方が大事なんじゃないか、と思えてなりません。






山Pが演じた、酒井峰治。

彼は、生き残り80歳でこの世を去っています。

ですが生きている間、彼が白虎隊士だということは

あまり知られてなかったようです。

それが、1993年に酒井家の仏壇の中から

彼が明治時代に書き記した『戊辰戦争実歴談』が発見され

白虎隊のことがより詳しくわかることになったそうです。


死ぬことよりも、生き残る方がつらかったであろうこの時代。


彼がどんな思いで、これを残したかと思うと…(ノ_-。)



そして、最後にもうひとつ。

先月の山南忌のときに偶然当たった会津藩の旗・・・。





これをもらったときは、「どうしたらいいのか・・・」と

正直戸惑ったんですが

この旗を見ると白虎隊を思い出します。

白虎隊、そして新選組。

2つの共通点である「会津藩」。


そして、彼らを受け入れなかった時代に生きる自分。




自分たちを忘れないでほしい。



という、彼らからのメッセージだと思い

この旗を手にできた縁を大事にしたいと思います・・・。




ボキャブラリーが乏しく

うまく言いたいことが伝えられないのがもどかしい。


でも、私のこの時代に生きた人たちへの思いが

少しでも伝われば幸いです。