最北端へ 38 最終日

8/27

さんふらわーでは二人部屋でゆ～っくり過ごせました。

瀬戸内海の景色を、夜遅くまでのんびりと眺めながら～。

心はすでに大分へ。

朝食を食べて、しばらくおしゃべり。

デッキに出てみました。

お天気は・・・あまり良くなかったんですが、遠くに鶴見山がうっすらと見えた時は、戻って来たんだ～という思いでいっぱいになりました。

大分の海の香りです。

大分港に入港。

はやる気持を抑えながら車に乗り込みました。

大分上陸～

帰って来たー、感無量

すると、そこに友人が３人出迎えに来てくれてるではありませんか～

入港直前に一人の友達から「港で待ってるよ～」ってメールが入っていたのですが、他にもあと二人が～

なんと歓迎の花束まで

あれれ～すごいな～

　まるでオリンピックの凱旋みたいじゃないですか

ちょっと照れくさかったけど嬉しかったなぁ

港近くの景色のいい喫茶で、しばらくおしゃべり

皆にお礼を言って、帰宅しました。

長かったようで短かった３８日間

ヒヤリとする事は一度もなく、楽しい事ばかりの旅でした

（北海道の宗谷岬手前の、さるふつで黒雲に追いかけられて、まだ夕方だったのに空が真っ黒！まるで夜みたいになったのを除いて💦）

走行距離は、９３００Km超えでした

旅の間、父の形見のネックレスに車のスペアキーをつけていました。

前に千葉の妹、さくらさんちに車で行った時、父が「いいなぁ！今度行く時は一緒に連れて行ってな」と言っていたので・・・

喜んでくれているかな？

一緒に、は叶わなかったけど・・・

ｽﾍﾟｱｷｰも２回ほど役に立ったしね

今回の旅は主人と父が守ってくれてたんだと思います、きっと。
（現在は新しい車に変わりましたが、ファミリアは主人がずっと乗ってた車だからね・・・）

旅の後始末の整理で、しばらく楽しみは続き、今もＴＶを見ては「あ～あそこ行ったなぁ」なんて、懐かしく思い出してます。

一生に一度の楽しい冒険、だったのですが～～

またもう一度行きたいな、という思いが

さて、実現するでしょうか～？完

いい歳したおばさんが、よくこんなにフラフラと好き勝手に出かけられたな、と思われたでしょうかね〜( ˘ω˘ )

その後、何度かこんな旅に出かけました。

千葉の妹宅に行ったり（今回含めて3回ほど）

岐阜の高山で仕事をしていた息子の所へ行ったり

（アルペンルートとか、行ける所も出来るだけ）

鹿児島に2ヶ月続けて行ったり

鳥取の《コナン探偵社》だけの為に行ったり笑

全部車中泊の安上がりの旅

幸い仕事が学校の休みと同じ、夏休みや冬休みがあると言う特典があったので、こんな事が出来たんですけどね

始めたキッカケは、主人が亡くなって心にぽっかり空いた穴を埋める為かなぁ

結婚生活２８年の間、私は一度も宿とかホテルとかに泊まった事がなかったんです

（新婚旅行にも行ってないんですよ、とある事情で笑）

もちろん子供達も家族旅行の経験は無しです

主人が旅が嫌いな人でしたからね

好きな事しかやらず、嫌いな事は一切しない人でした

（娘の彼氏が両親と挨拶に来たい、と言った時一言「来んでいい！」と怒鳴った人ですあぁ恥ずかしい…その後長女は式を挙げられませんでした（涙）20歳の時に部活の仲間やクラスメイト達、先生方がパーティを開いて下さいました（嬉）こんな事は数えきれず…）

子供達が小さい頃は、年に一度妹家族と一泊キャンプには行ってましたが…５回くらいかな

これも最初は「絶対に行かん！」と言われて、免許取り立てホヤホヤの私が、小さい子供達3人を連れて姫島キャンプに行ったんですよ

翌年、泣いて頼んで（笑）やっと行ってくれたら、何とキャンプが気に入ったらしく子供が小学生の間出かけた訳です

たった一度二人で出かけたのが大阪の海遊館、しかしまさかの日帰りでしたー！

一人になって、4〜5年は仕事以外は何もする気が起こらず、子供達や孫達が居たおかげで何とか生きる張り合いを保っていたと思います

で、やっと何かをやる気力が出て来た時

そうだ、主人が「もう一人なんだから、好きな所に出かけていいぞ」と言ってるような気がしたんですよね

で、解き放たれたようにやってみたかった車中泊の旅や星見に出かけるようになったのです

もともと私は旅好きで、結婚するまでは毎年友達と北海道から沖縄まであちこちと行ってたので、今度は車でまわろうと

そして今、また５人家族の中で暮らす毎日

気力体力はあるけど行きたくてももうそんな旅は出来ないですね

ちょうどいい50〜60代の時期に、私も主人と同じように好きな事が出来ました

ドラマに出て来る頑固オヤジみたいでどうしようもない夫でしたが、まあ私には一目置いてくれて優しい所もあったしこんな経験もさせてくれたので、許す⁉︎かな笑