救い・・・
良かった 昨日 勝って!
ラミレスがサヨナラ弾!巨人劇勝で1勝1敗
サンケイスポーツ - 2008/11/3 8:01

(日本シリーズ第2戦、巨人3-2西武、1勝1敗、2日、東京ドーム)シンジラレナ~イ!? いえ、G党は信じていました。6年ぶりの日本一奪回を目指す巨人は2日、日本シリーズ第2戦(東京ドーム)の九回にアレックス・ラミレス外野手(34)の1号サヨナラアーチが飛び出し、3-2で勝利。小笠原道大内野手(35)が死球で途中退場するアクシデントもあったが、主砲がリベンジを果たし1勝1敗のタイとした。
全神経が研ぎ澄まされていた。雑音は耳に入らなかった。九回一死。主砲ラミレスの一振りですべてが終わった。乾いた音を残した白球は、G党で埋まるオレンジ色の左中間席に消えた。
「一生で一番気持ちいい時間だった。凡退続きで多少のフラストレーションはたまっていたけど、決して下を向かなかった。甘く入ってくるボールを待っていたよ」
劇的なサヨナラアーチに、超満員のスタンドからは地鳴りのような歓声が上がった。本塁手前でヘルメットを高々とほうり投げたラミちゃんは、チームメートからツルツルにそり上げた頭をたたかれた。
いつも冷静な助っ人が熱くなっていた。それもそのはず、目の前で固い友情で結ばれている相棒が痛い目に遭っていた。さかのぼること54分前の七回、小笠原が左手に死球を受けて途中退場。大黒柱として、黙っているわけにはいかなかった。
前夜は右前適時二塁打で1打点こそ挙げたものの、その後のチャンスで2併殺。この日も九回までは4打席凡退し、いいところがなかった。
最後の打席。ラミちゃんは日本シリーズ前に、自他とも認める“陰の打撃コーチ”エリザベス夫人にもらったアドバイスを思いだしていた。「あなた、最近は難しいボールばっかり打っているわね。甘い球をファウルにしてばっかりじゃないの」。我に返った。高鳴る胸を押さえホームランボールだけを確実に捕らえることだけに集中することができた。
「シンジラレナ~イ!! ミナサン、オウエンニキテクレテアリガトウ」。お立ち台のヒーローは、06年の日本シリーズで日本ハムのヒルマン監督が使った決めぜりふを拝借して絶叫した。主砲の一発で1勝1敗。最高のムードで敵地に入ることができる
(以下、省略・・・)